ZOZOMAT for Handsをブルガリが導入 広がるECの可能性
株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市 代表 取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)は、手指の3Dサイズ計測ができる「ZOZOMAT for Hands(ゾゾマットフォーハンズ)」をブルガリ ジャパン株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:ウォルター・ボロニーノ、以下 ブルガリ ジャパン)へ導入することを公表した。
サービス化第1号
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」(運営する株式会社ZOZOは、スマートフォンを使い精度の高い手指の3Dサイズ計測が自宅で手軽にできる「ZOZOMAT for Hands(ゾゾマットフォーハンズ)」を11月9日(火)よりブルガリ ジャパン株式会社へ導入することを公表した。
この取り組みが、ZOZOの計測テクノロジーのライセンス販売による、サービス化第1号となるという。なお、「ZOZOMAT for Hands」の申し込みは11月9日(火)10:00より10日間限定でブルガリ ジャパンカスタマーサービス(電話)にて受け付けが行われる。
ZOZOMAT for Handsの機能・計測方法
「ZOZOMAT for Hands」は、マットに手をのせ、手の周囲をスマートフォンのカメラで撮影することで、マット全体に 施されたドットマーカーを読み取り、手指の3Dサイズが計測できる計測用マットだ。足の3D計測用マット「ZOZOMAT」の計測技術を応用し、手指計測用にアルゴリズムを組んでいる。
この計測ツールは、「ZOZOMAT for Hands」に記載された二次元コードをスマートフォンで読み取り、遷移先の計測用ページから、音声案内に従い撮影を進めるだけで、計測した3Dデータと併せて、自身の手指に合う指輪のサイズが表示される。
ZOZOグループ独自の開発による新技術を搭載しており、これまで個人で計測することが難しかった手指のサイズを、自宅にいながら手軽に、かつ高精度に計測することが可能だとしている。「ZOZOMAT for Hands」は指輪の他、計測した手指の3Dサイズデータをもとに、ブレスレット、その他服飾雑貨のサイズ選びに 役立てることも可能とする技術となっている。
難しかったオンラインでの手指の計測を可能に
ブルガリ ジャパン株式会社代表取締役社長ウォルター・ボロニーノ氏のコメント
「このたび、ブルガリ ジャパン株式会社は『ZOZOMAT for Hands』を導入いたしました。指輪のサイズを計測することは非常に難しく、ECでご購入されるお客様から指の計測方法についてのお問い合わせも多く頂いたこともあったため、計測ツールの導入を検討していました。これまで世界中の様々な手指の計測技術を検討しましたが、その中でも『ZOZOMAT for Hands』は非常に精度が高く、手軽であったこともあり、ぜひ導入したいと思いました。『ZOZOMAT for Hands』導入にあたり、ブルガリ社員と共に手指の計測という非常に難しい課題に取り組み、何度も精度を検証して細かな調整を重ねてきました。ぜひ『ZOZOMAT for Hands』を通して、ブルガリの世界をお楽しみいただきたいです」
株式会社ZOZO 代表取締役社長兼CEO澤田宏太郎氏のコメント
「このたび、当社の計測テクノロジーのライセンス販売、サービス化第1号として、ブルガリ ジャパン様へご提供できることを大変嬉しく思います。当社は“実際に試着できない”というオンライン上での商品購入のハードルを『ZOZOSUIT』や『ZOZOMAT』などの計測テクノロジーの力で解決してきました。
「ZOZOMAT」で足のサイズ計測を行う要領で手指の計測が実現できたら指輪の購入時に役立つのではないかと 考え『ZOZOMAT for Hands』の開発に着手しました。手指は指の開き加減などによって太さが変化することもあり計測技術の開発は困難なものでしたが、ブルガリ ジャパン様のご協力により、高い精度で計測可能なサービスを完成させることができました。指輪の着け心地など、お客様と日々向き合っているブルガリ ジャパン様がパートナーだからこそ実現できたこのサービスが、新しく、素晴らしい購買体験をお届けできることを期待しています。今後も当社は、計測テクノロジーの開発と活用を進め、企業理念である『世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。』の実現に向けて取り組んでまいります」
ブルガリのオンラインショップでは、これまでも顧客自身のサイズに合わせた指輪を見つけてもらうため、リングサイズガイドのページを設け、指のサイズの測り方を伝えしていたそうだ。より一層安心して指輪を買い求めてもらえるよう、「ZOZOMAT for Hands」の導入を決定したのだという。
これまでもユニークかつ実用性の高い計測技術を送り出してきたZOZO。今回、自社プラットフォームではなく、有名ブランドへの導入となり、ソリューションの有用性がまたひとつ示されたことになる。今後さらにこうした計測技術を通してECそのものの価値が高められることに期待したい。