AIでECサイトの販促をパーソナライズ化する、プロモーション最適化エンジンの提供を開始
株式会社ギャプライズ(本社:東京都新宿区、代表取締役 CEO:甲斐 亮之)は、プロモーション最適化AIエンジンを提供するNamogoo Technologies Ltd(本社:イスラエル、Founders:Chemi Katz and Ohad Greenshpan、以下「Namogoo(ナモグー)」)とパートナー契約を交わし、2021年12月より日本国内での本格的な展開を開始したと発表した。
ユーザー1人ひとりに合わせたプロモーションを実現
これまでECサイト上でユーザーの購買を促すための販促施策は、一定のセグメントごとにキャンペーンを組んだり、割引率や割引クーポンの配布数を設定したりする必要があった。
一方、Namogooはユーザー属性や流入経路、時間帯、サイト上での動き、カゴ落ち等をはじめとする訪問者それぞれのオンライン上での行動を分析し、ユーザーの購入意欲を正確に把握。さらに、AIによる最適なレコメンドを取り入れることで、訪問者1人ひとりに合わせたプロモーションを行うことが可能となる。
パーソナライズでサイトの売上向上を支援
◆ユーザーの乗っ取り防止
ECサイトへの訪問者のうち約20%が、サイト上に競合広告が表示される「カスタマージャーニーハイジャック」の標的になっていると言われている。Namogooを使うことで、こうした乗っ取りに対する防止策を取ることが可能となる。
◆パーソナライズされたメールとSMS
すべてのチャネルで一貫性のあるパーソナライズされたキャンペーンを送信することで、ECサイトへの再訪や購入につなげる。AIベースのテクノロジーを活用して、ユーザーが何に興味を持っているのか、何を求めているのかを正確に把握し、常に訪問者が望むメッセージに最適化できる。
◆ユーザーの拡張機能の管理、分析
1人ひとりに合わせたプロモーションを行い、サイト上での購入を後押しすることで、売上向上が見込める。また、ショップやブランド側にとってはこれまでかかっていた余分な費用を最小限に抑えることができるため、コストカットにもつながる。
販促費用を削減しながら収益向上へ
グローバルではasics、TUMI、samusoniteなどのメーカーが活用しており、多くのECプラットフォームとも連携している。Namogoo導入により期待できる効果は次の通りだという。
・購入までにかかる時間 :45%短縮
・オンライン収益:15%増加
・クーポンの販促費用:25%減少
・ECサイトからの離脱: 15%減少
ECサイト上での割引クーポンの配布は、ユーザーの購入を後押しするインセンティブとなるが、乱発しすぎると割引なしでは購入されなくなるリスクや、利益率が大幅に下がってしまうリスクもある。
AIによる最適なレコメンドを取り入れ、販促施策をパーソナライズできるNamogooは、運用の手間を極力かけずにプロモーションを最適化したい事業者にとって、有力な選択肢となりそうだ。