SUPER STUDIO、ECサイト採点ツールを公開

ECのミカタ編集部

株式会社SUPER STUDIO(所在地:東京都目黒区、代表者:CEO 林 紘祐、以下:SUPER STUDIO)は、ECサイト運営の簡易採点ツールを、日経新聞広告と自社Webサイト上で公開した。

ECサイトの要改善ポイントがわかる

D2C支援事業を提供するSUPER STUDIOは、ECサイトの改善の必要性を発見するのに役立ててもらうために「ECサイト運営の簡易採点ツールを2021年12月14日付の日経新聞広告(※8面掲載)と自社Webサイト上で公開した。

SUPER STUDIOのミッションである「コト、モノにかかわる全ての人々の顧客体験を最大化する」を実現するために、ECでビジネス展開する事業体の担当者に役立ててもらえる情報を継続的に発信しており、今回の採点ツール無償公開はその取り組みの一環とのことだ。なおWebサイトでの採点は無償で誰でも利用できる。

今回の診断ツールは、ECカートが売上を逃す原因になっている可能性があるという気づきを得てもらいたいとの想いで制作されたという。11個の設問はEC運営をするうえで最もベーシックかつ重要な観点のみに絞られているため、点数が低い場合は自社EC全体の基本的なところで改善必要性が高い可能性にあることがわかる。

ECサイト運営の簡易採点ツール概要

ECサイト運営の簡易採点ツール概要

日経新聞の広告では、スマートフォンの画面で実際のECサイトを見ながら「貴社のECサイトが思わぬ原因で売上を逃していないか」を簡易的に判定できる採点表が掲載された。11問の設問にチェックリスト方式で回答していき配点ルールに則って自己採点をすることで、運営しているECサイトが売上機会損失を生んでいないかを採点できる。

同採点ツールは、多くのブランドの実際の事業立案からサプライチェーンの構築、ECサイト運営、マーケティング施策の運用を自ら行ってきたSUPER STUDIOの実際のノウハウやPDCAの結果を詰め込んで作成されたものとなっている。設問はECで最も重要な指標のひとつであるCVR(購入率)の改善余地があることを自社ECの導線を確認しながらテスト感覚でチェックできるよう「試験」に見立てたとのことだ。

ecforce導入企業の平均点は80点

ECの顧客体験や業務効率の向上を目指す上で、メーカーの担当者が自ら課題発見や対策をしなければならない範囲は膨大だ。ecforceはSUPER STUDIOが自社でEC運営してきたノウハウを踏まえて多くの改善施策を盛り込んだ機能設計をしており、自力で改善努力をしなくてもシステムの基本機能によってEC事業の品質が高位平準化されることを目指した開発を推進してきた。

実際に今回のツール作成にあたって行った調査の結果、ecforceを導入している主要なメーカーの平均点は80点を超えており、ECカートシステムを適切に活用することがEC運営の質向上に強く関係することが見てとれる。

2017年のecforce本リリース以降、SUPER STUDIOでは自社で培ったEC事業に関する現場知識を生かしてecforce導入企業を始めとした顧客にノウハウを還元すること、ひいては広くEC事業の課題解決をすることを目指して様々な情報発信施策を展開している。

2020年にはパーソナライズD2Cシステムとして「1d color」を提供し、その体験ツールとして「D2C診断」を提供。また2021年3月にはD2C/EC特化型の情報メディア「success board」を誰でも閲覧できるようオープン化した。

同社は、自らが徹底してECの現場を理解することでメーカーにとってもエンドユーザにとっても使いやすいEC体験実現につながるとしており、ecforceの機能開発および各種情報発信を行っている。同社は2030年までに日本のEC化率20%達成を下支えすることを目指し、今後も継続的に情報発信を行うとしており、日本のEC化とその進化に向けて寄与することに期待したい。

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