ネットで購入したい商品の第1位は「CD・DVD・BD」【KUROCO調査】

ECのミカタ編集部

KUROCO株式会社で巣ごもり消費に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

調査概要

調査方法:Webを使ったアンケート調査
調査期間:2021年10月25日~2021年11月8日
調査対象:ここワンリサーチ登録者
有効回答者数:633名(男性325名、女性308名)

コロナ禍でネット消費行動「変わらない」半数以上

コロナ禍でネット消費行動「変わらない」半数以上図:コロナ禍になる前と比べた、インターネット上での消費行動の頻度の変化(n=633)単一回答

調査の結果、コロナ前後でのインターネット上の商品行動の頻度の変化は変わらないという声が52%と半数以上を占める結果となった。頻度が増えたという声は34%で、減ったという声は5%だった。同社ではコロナ禍になり、感染予防のためにインターネットで生活必需品などを購入する機会が増えたのではないかと分析している。

ネットで購入・体験したい商品第1位は「CD・DVD・BD」

ネットで購入・体験したい商品第1位は「CD・DVD・BD」図:インターネットで購入又は体験したいと思う商品・サービス(n=633)複数回答

調査の結果、インターネットで購入又は体験したいと思う商品・サービスの上位5位は以下の通りになった。

1. CD・DVD・BD
2. 衛生用品(トイレットペーパー、マスク、石鹸など)
3. 生活用雑貨
4. 書籍
5. 衣類・履物

食料品のネット購入も増加

その他のものをあわせて、今回の同社による調査では次のようなことが分かったとしている。

▷コロナ前後の収入の変化、あまり変わらないという声が半数以上

▷コロナ前後の1ヶ月の消費金額の変化、あまり変わらないという声が半数以上

▷コロナ禍になる前と比べた、店頭での消費行動の頻度は変わらないという声が半数以上

▷コロナ前後でのインターネット上での消費行動の頻度の変化、変わらないという声が半数以上

▷コロナ禍になる前と比べて、購入することが増えた商品・サービス第1位は「食料品」

▷実際に店頭(現地)で購入又は体験したいと思う商品・サービス第1位は「生鮮食品」

▷インターネットで購入又は体験したいと思う商品・サービス、第1位は「CD・DVD・BD」

映画やドラマなど動画のオンデマンドサービスが浸透し、音楽のサブスクリプションサービスも多く提供されるなか、「インターネットで購入又は体験したいと思う商品・サービス、第1位は『CD・DVD・BD』」というのは意外な結果とも言える。

物理メディアである「CD・DVD・BD」は、各種のデータを見ても、長いスパンでは市場が縮小傾向にあるが、コロナ禍での巣ごもり需要の増加もあり、若干の消費の持ち直しが起こっているとの調査もある。特にDVDはBDに比べて安価で画質としても充分であり、手堅い人気があるようだ。

また比較的年齢の高い層は、オンデマンドやサブスクリプションよりも物理媒体を好む傾向がまだ根強いこともあり、こうしたリアルな消費者動向はEC展開を考える上でも大いに参考にできそうだ。

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