子供服専門店「FITH」がStaff Techサービスを導入。店舗スタッフのEC売上貢献可視化を目指す

ECのミカタ編集部

株式会社バニッシュ・スタンダード(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小野里 寧晃)は、株式会社フィス(本社:大阪市中央区、代表者:今泉 治朗)に、同社が運営するStaff Techサービス「STAFF START」の提供を開始したと発表した。子供服専門店において「STAFF START」が導入されるのは、これが初だという。

背景に「売上への寄与が可視化できない」という課題

今回フィスは、コロナ禍における販売手段のデジタルシフトの一環で、店舗スタッフによるオンライン接客の成果の可視化を目指し「STAFF START」の導入を決めた。主力の子供服に限らず、大人向けの洋服の販売においても「STAFF START」を活用予定だという。

フィスはこれまで、直営店舗全店でのインスタグラムアカウント開設や、インスタライブの活用などを実施してきたが、実際の売上への寄与が可視化できないため、注力すべき点や改善点が見えづらくなっていた。

そこで「STAFF START」を用いて、オンライン接客における売上推移を可視化することで、店舗スタッフのモチベーション向上と、ECのさらなる売上増を目指す構えだ。

コンバージョン率やスタッフのモチベ―ジョン向上へ

「STAFF START」の導入により、フィスの顧客は、店舗スタッフによるコーディネート投稿を通じて、これまで掲載数が限られていた「大人服」の具体的な着用イメージも閲覧できるようになる。これにより、ECの商品ページをより身近に、実用的に感じてもらうことで、コンバージョン率やサイトの滞在時間の増加を目指す。

加えて、店舗スタッフのECへの売上貢献も可視化されるため、モチベーションの向上や販売手法の改善、スタースタッフの育成にもつなげたいとしている。

「STAFF START」はフィス全16店舗で活用され、いずれは、店舗や各スタッフの評価に取り入れる構想で準備を進めているという。

1600ブランドが導入する「STAFF START」

1600ブランドが導入する「STAFF START」

「STAFF START」は、店舗に所属するスタッフをDX化し、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客を可能にするStaff Techサービス。導入しているアパレル企業で最も利用されている「コーディネート投稿機能」は、店舗スタッフが撮影したコーディネート画像に商品情報などを紐づけてECサイトやSNSに投稿する機能で、その投稿を通じて商品紹介やコーディネート提案といった接客対応を行うことができる。

また、スタッフの投稿を通じて達成されたEC売上は可視化され、スタッフ個人や所属する店舗の実績として評価に利用されている。

「STAFF START」の活用に成功しているブランドでは、コンテンツの投稿が増えることでEC売上が上がるだけでなく、オンライン接客を通じてECの顧客がスタッフのファンになり、実店舗への来店が促進されるという効果も出ている。

フィスにおいても、「STAFF START」が店舗スタッフをより輝かせる一助となることを期待したい。

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