カラーミーショップとTOSEIが提携 食品卸・飲食店のEC化を支援へ

ECのミカタ編集部

GMOペパボ株式会社(代表取締役社長:佐藤 健太郎 以下、「GMOペパボ」または「同社」)と株式会社TOSEI(代表取締役社長:谷嶋 和夫 以下、「TOSEI」)は、業務提携契約を締結した。

食品卸業・飲食店のEC化を推進

GMOインターネットグループのGMOペパボと業務用真空包装機業界トップクラスのTOSEIは、2022年2月14日(月)、食品卸業・飲食店のEC化推進を目的として業務提携契約を締結した。

同業務提携契約に基づき、GMOペパボが運営するネットショップ作成サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」とTOSEIは、食品卸業者・飲食店に向け、真空包装機の導入とネットショップを活用した販路拡大を支援、推進していくとしている。

提携を通した取り組み

提携を通した取り組み

「カラーミーショップ byGMOペパボ」と業務用真空包装機メーカーのTOSEIは、食品を扱う企業を対象にネットショップの作成や運営に関するセミナーや、ネットショップで食品を真空パックし販売する方法に関するセミナーを共同で行っていくとしている。また、食品卸業・飲食店のEC化を推進するための施策などを検討するとのことだ。

真空包装は、肉・魚・野菜などの個体のほか、ソース・スープ・煮物など幅広い食材に適用が可能だ。また、酸化による食材の劣化防止などによる鮮度保持や保存や配送の際の臭い移り防止や事前調理、味の漬け込みの時間の短縮など、食品卸業者・飲食店のネットショップ運営にもメリットが見込まれるとしている。

両社のシナジーで業界のニーズに応える

公表に際して同社では次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛および飲食店の時短営業の影響で、2020年以降、テイクアウトやプロの料理をチルド化した商品の販売を行うなど、店内飲食以外に事業を拡大する飲食店が多く見受けられます。メーカーや卸業者においても、飲食店への卸販売が減少し、ネットショップを通じ消費者への直販を開始する事業者が少なくありません。ネットショップでの販売は、新型コロナウイルスのような外部環境に左右され難い、商圏の拡大が容易、販売予測が立てやすいといった利点があり、事業安定化や拡大のため、今後さらにECへの参入が重要となってきます。

そこで、個人から企業まで幅広く利用されているネットショップ作成サービス『カラーミーショップ byGMOペパボ』と、業務用真空包装機メーカーのTOSEIは、それぞれが提供するサービスや商品を活用し、食品卸業者・飲食店のネットショップでの食品販売の支援および、食品市場におけるEC化の推進のため、業務提携契約の締結に至りました」

新型コロナウイルスによる感染拡大の影響が長引くなか、飲食店業界が置かれている状況は厳しさを増している。そうした中でECへ活路を見出す動きが活発化しているが、今回、ECプラットフォーム大手であるカラーミーショップと業務用真空包装機メーカーのTOSEIがタッグを組み、飲食事業者を支援する取り組みがなされることとなった。包装や商流の面でのシナジーが期待できる今回の提携には、各方面から熱い視線が注がれることになりそうだ。

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