クックパッドマート、自宅配送無料期間の延長を決定
クックパッド株式会社は、自宅待機者等の支援を目的とした生鮮食品EC「クックパッドマート」の「自宅配送料無料」施策について、延長することを決定した。
2022年3月31日まで延長
クックパッド株式会社は、2022年2月8日より実施している自宅待機者等の支援を目的とした「自宅配送料無料」施策について、2022年3月31日まで延長することを決定した。生鮮食品EC「クックパッドマート」は、アプリで注文した食材を1品から送料無料で「マートステーション」で受け取ることができるサービスだ。
同施策は、新型コロナウイルス感染症の影響で、自宅療養や自宅待機を余儀なくされている人をはじめ、さまざまな事情で外出が困難な人たちに気軽に利用できる買い物手段を提供することで、自宅で料理を楽しんでもらうことを目指すものだとしている。
利用件数が約4倍に
「クックパッドマート」では、これまで自宅配送は有料オプションとして提供しており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、2022年2月8日より自宅配送料を実質無料とする緊急支援施策を実施してきた。
当初は2月末で終了を予定していたが、自宅配送の利用件数が約4倍となり、3月末まで期間延長を決定した。なおクックパッドマートの自宅配送は置き配によって非接触での食材の受け渡しが可能だ。
ニーズの高まりに応える
公表に際して同社では次のように述べている。
「新型コロナウイルスの感染拡大で、自宅療養や濃厚接触、保育園・幼稚園等の休園・登園禁止措置などにより、多くの人が外出が困難な状況があります。東京都の発表によると、都内の自宅療養者数は76,157人、厚生労働省の発表によると、全国で全面休園している保育所等は713カ所、これまで感染者が発生した保育所等は16,715カ所にのぼっています。こうした事態を受け、当社は緊急支援策として、2022年2月8日より生鮮食品EC『クックパッドマート』にて、通常、有料オプションとして提供している自宅配送サービスを、実質無料で提供してきました。
本支援策には大きな反響があり、自宅配送サービスの利用件数は、実施前1週間平均の約4倍に。ニーズの高さを受け、クックパッドマートは、2022年2月28日までとしていた本支援策の期間を3月31日まで延長することを決定しました。当社は、自宅療養・自宅待機時の困りごとのひとつである、食材・食品の買い物をサポートし、食事、料理の選択肢を提供することで、困難な状況下における『毎日の料理を楽しみにする』ことを後押しします」
レシピアプリ&サイトとして絶大な知名度を築いてきたクックパッド。今回の施策はまさに同社の強みを生かしたものと言えるだろう。いまだ新型コロナウイルスによる感染拡大の影響が広がる中、利用者にとってもECの力を通した心強い支援策となりそうだ。