noteの法人利用が1万件を突破!ブランディング、プロモーションなど成功事例が相次ぎ誕生
note株式会社は、noteを利用する法人アカウントの数が2022年2月に10,000件を突破したと発表した(note・noteプレミアム・note proを利用する法人アカウント数の合計)。
法人での成功事例が次々に誕生
メディアプラットフォーム「note」では、法人向け有料サービス「note pro」を提供し、法人の情報発信をサポートしている。利用法人は、流通、製造、金融、教育、観光、IT、メディア、行政などで、規模や業種業態を問わず、さまざまな法人に活用されている。
活用方法も採用向け社員インタビューやオープン型社内報、企業理念・プロジェクト・イベントなどの紹介、ファンやユーザーとの交流など多岐にわたっており、成功事例が続々と誕生している。
こうした法人利用の拡大を後押ししたのが、「note pro」だ。2019年3月の提供開始から3年目を迎え、先日は法人の業務効率アップにつながる「権限管理機能」をリリース。チームワークが発揮しやすくなり、複数人でのnote運営がより便利になった。
「会社への愛着をファンや社員に持ってもらえた」
カルビー株式会社の導入事例(BtoCブランディング)
URL:https://note.calbee.jp/
●noteをはじめたきっかけは?
・これまでの施策は商品PRが多かった。より企業に親近感を持ってもらうため、その開発の裏側やこだわり、企業の歴史を伝える必要があると感じた。
●なぜnoteを選んだ?
・商品や企業のストーリーを伝えるのにnoteの世界観があっていた。
・noteには長い文章に慣れているユーザーが多くいるので、自分たちの伝えたい思いが伝わると思った。
●やってよかったと感じるときは?
・社内からの取材依頼が上がってきた。
・メディアの方々にとって取材の参考になった。
●展開中のコンテンツは?
・創業者の思い:創り手や働き手の血の通った言葉は顧客の信頼構築につながる。
・商品の裏側:普段知ることのできない開発ストーリーは、幅広い層に興味関心を持ってもらうきっかけになる。
「noteを通して顧客やステークホルダーに自社の思いが伝わった」
株式会社みんなの銀行の導入事例(BtoCブランディング)
URL:https://note.minna-no-ginko.com/
●noteをはじめたきっかけは?
・銀行の”お堅い””面倒”というイメージを払拭したい。
・フレンドリーな存在になれるよう、自社の思いやストーリーを通じて伝えたい。
●なぜnoteを選んだ?
・自社の思いやストーリー、社員や仕事の裏側を発信する場所として、多くのユーザーが集まるnoteが適していた。
●やってよかったと感じるときは?
・noteの内容について質問をもらい、取材につながった。
・記事を読んで、みんなの銀行で働くことに興味を持ち応募してくれた人がいた。
●展開中のコンテンツは?
・サービスの裏側:普段知ることのできない開発ストーリーは、幅広い層に興味関心を持ってもらうきっかけになる。
・トップが語る業界ノウハウ:トップ層が語ることで、ノウハウがわかるだけでなく、会社からのメッセージも伝わる。
「社員の個性発信で指名発注を獲得」
ソウルドアウト株式会社の導入事例(BtoBブランディング)
URL:https://note.com/soldout_official
●noteをはじめたきっかけは?
・リード獲得を目的とした自社オウンドメディアを運営していたが、発信に時間がかかっていた。
・競合他社との差別化をはかるため、会社の独自性や社員の個性を発信する場所が必要だった。
●なぜnoteを選んだ?
・スピード感がある上、更新性が高い。
・1つのコンテンツがtoBブランディング、採用広報などさまざまな役割を担うことができる(≒広告色がない)。
●やってよかったと感じるときは?
・noteを読んだ顧客から、社員指名で仕事の依頼がきた。
・社員の仕事へのモチベーションにもつながった。
●展開中のコンテンツは?
・顧客のサクセスストーリー:実際の顧客との具体的な事例は自社の魅力や凄さがわかりやすく効果的。
・働き手の想い:社員のパーソナリティと仕事に対する想いを発信することで、親近感・信頼感につながる。
「採用エントリー数1.62倍『社内の風通しの良さ』のスコアも3.20→3.75に上昇」
NECネッツエスアイ株式会社の導入事例(採用広報)
URL:https://note.nesic.co.jp/
●noteをはじめたきっかけは?
・連結で7,500人の社員がおり、情報が社内に伝わりにくいためコミュニケーション活性化させる発信が必要だった。
・会社の採用ページのイメージは「キラキラさん」。それだけでは内情が伝わらない。入社者にギャップを感じさせない発信が必要だと感じた。
●なぜnoteを選んだ?
・書き手の温度感が伝わりやすい媒体特性。
・後から追記や修正がすぐにでき、プレスリリースより手軽にスピーディに発信ができる。
●やってよかったと感じるときは?
・”社内の風通しの良さ”のスコアが3.20→3.75にUP。
・採用エントリー数1.62倍、選考参加数1.22倍に増加。
●展開中のコンテンツは?
・第一線で働く社員の生の声:一緒に働く仲間の声は、コミュニケーションの活性化やエンゲージメントUPに効果的。
・会社のカルチャー:働く制度や環境に関するコンテンツは選考が進んできた方の意向を、より一層高めることができる。
「想い」や「世界観」を伝えてファンの獲得へ
noteは自らブログなどを立ち上げなくても気軽に情報発信ができるツールとして、個人クリエイターなどを中心に支持されてきた。最近では法人の活用が急速に拡大しており、BtoCやBtoBのブランディング、採用広報などの成功事例が増えている。
広告のように目先の売上アップにつながるものではないが、広告臭を感じさせずに、SNSよりもさらに深く踏み込んで自社の想いや世界観を伝えられることから、広い意味でのマーケティングツールのひとつとしてnoteの活用を検討してみても良いのではないだろうか。