『shutto翻訳』の“プロ翻訳機能”がリニューアル 越境ECでのサイト翻訳で威力

ECのミカタ編集部

株式会社イー・エージェンシー(本社:東京都千代田区、代表取締役:甲斐真樹、以下「イー・エージェンシー」または「同社」)は、同社が開発提供するWebサイト多言語化ツール「shutto翻訳」において、リニューアルした「プロ翻訳」機能をリリースした。

ポリグロットリンクと連携

イー・エージェンシーは、2022年3月22日に、同社が開発提供するWebサイト多言語化ツール「shutto(シュット)翻訳」において、リニューアルした「プロ翻訳」機能をリリースした。これに伴い、翻訳委託先として多言語コミュニケーション支援のトータル・サービスプロバイダーの株式会社ポリグロットリンク(本社:東京都台東区、代表取締役:井谷 大也、以下「ポリグロットリンク」)と連携を開始したことを、あわせて公表している。

「shutto翻訳」は、株式会社イー・エージェンシーが提供する、最短3分で実装ができるWebサイトの翻訳・多言語化サービスだ。1タグで導入できるため、従来の複数の多言語サイト運用に比べ、開発・運用コストを大幅に削減することができるとしている。動的ページ、辞書登録、画像置換、海外検索エンジンにも対応している他、料金体系は毎月定額で、EC・HP等、様々な業態業種のニーズにも対応する。

リニューアル概要

リニューアル概要

同社では兼ねてから、観光サイトやECサイト、コーポレートサイトなどの多言語化ニーズに応え、Webサイトの多言語化を、簡単かつ低価格で実現する「shutto翻訳」を提供してきた。

機械翻訳結果の編集ができるセルフ翻訳やレイアウト等を調整するコンテンツ編集機能に加え、今回リニューアルリリースされた「プロ翻訳」機能ではさらに、希望の箇所だけをプロの翻訳者に依頼することができるという。

ページ単位でしか発注ができなかったリニューアル前に比べ、テキスト単位での発注が可能となり、また、株式会社ポリグロットリンクとの連携により、低価格で高精度のプロの翻訳者による翻訳の提供を実現した。同社は、これにより翻訳精度の高さを必要とするページにも利用しやすくなったとしている。

翻訳精度とコストのバランスを柔軟に選択できる

公表に際して同社では次のように述べている。

「翻訳精度、導入コスト、運用コストのプライオリティは、Webサイトの多言語化の目的によって様々です。たとえば、ECサイトの越境対応は、新型コロナウイルスの影響もあいまって、デジタルを通したインバウンドへの対応や、国外の市場拡大にむけて需要が急成長しています。しかし、扱う商品数に比例してWebサイトのページ数も非常に多くコストも嵩むため、すべてのページを人力で翻訳するのは困難です。

こうした場合、機械翻訳は毎日追加される商品情報を漏れなく翻訳してくれます。一方で、トップページや、訪問者の多いランディングページなどに『プロ翻訳』を利用すれば、翻訳精度が高まることで、訪問者に安心感をもたらし、サイト内の回遊を促すことができます。

キャンペーン商品や、特集ページなど、正確かつ魅力的に商品情報を伝えたい箇所にも『プロ翻訳』は効果的です。このように、今回、多様な業種で専門性の高い依頼に応えてきたポリグロットリンクと連携した『プロ翻訳』によって、翻訳精度とコストのバランスを柔軟に選択できるサービスを実現しました。これからもshutto翻訳は、世界中のお客様をお迎えするWebサイトの多言語対応をご支援します」

同社はまた、手軽で便利な機械翻訳と人力による柔軟で高精度な翻訳を一つのサービス上で組み合わせることで、増加するWebサイトの多言語化ニーズに対応するとしており、越境ECを展開する事業者のビジネスをさらに後押しすることになりそうだ。

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