エビスマートがAmazonアレクサからの注文に対応

株式会社インターファクトリー（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO：蕪木 登、以下「インターファクトリー」または「同社」）が提供する「ebisumart」は、Amazon Alexa（以下「Alexa」）搭載デバイスを使用したAmazon Pay対応Alexaスキルとのシステム連携を開始した。

アレクサから注文可能に

インターファクトリーが提供するクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart（エビスマート）」は、クラウド型EC構築システムとして初めて、Amazon EchoシリーズなどのAmazon Alexa（以下、Alexa）搭載デバイスを使用した、音声での注文を可能とするAmazon Pay対応Alexaスキルとのシステム連携を2022年3月31日（木）より開始した。

同社は、これによりebisumartにてECサイト構築を行い、Amazon Pay対応Alexaスキルを導入した事業者様は、注文チャネルの1つとしてAlexaスキルを利用できるとしている。Amazon EchoシリーズなどのAlexa搭載デバイスを保有するユーザーは、事業者のAlexaスキルから音声で注文が可能になる。

朝日放送グループのECサイト「ABCミッケ」に導入

同社は導入メリットについて次のように述べている。Amazon Pay対応Alexaスキルを導入することで、ユーザーと事業者にさまざまなメリットがある。普段から無意識に使っている「声」での買い物はユーザーにとって、シンプルで自然な購入体験となる。

またAlexaスキルは、Amazon Payに対応しているため、ユーザーは支払い情報や配送先情報を入力する手間をかけずに、Amazonアカウントの情報を利用し、安全でスムーズに商品を購入することが可能だ。事業者の既存販売チャネルに加えて、音声という新しいチャネルを増やすことで、新規顧客獲得率の向上にも貢献できる。

さらにAmazon EchoなどのAlexa搭載デバイスや、Alexaアプリに話しかけて、スムーズに買い物ができ、Amazon Pay対応Alexaスキルを通じて、ユーザーは音声でカートへの商品追加や購入、配送状況の確認を行うことができる。

それに加えて、先行導入事例として朝日放送グループ株式会社エー・ビー・シー メディアコムが運営する通販サイト「ABCミッケ」にて、同サービスの実装およびリリースを行い、音声注文に対応するAlexaスキル、「ABCミッケ スキル」の提供を開始している。

音声でより手軽なEC体験を

公表に際して同社では次のように述べている。

「音声を通じて買い物をする『ボイスコマース（voice commerce）』が米国で2017年に登場し、日本でもAmazon Echoをはじめとするスマートスピーカーが普及しています。このような状況を踏まえ、インターファクトリーは、クラウド型EC構築システムとして初めて、Alexaスキルとシステム連携を開始いたしました。
（中略）
サイトを利用するお客様はAlexa搭載デバイスから、ABCミッケスキルにアクセスすることで、商品紹介の動画を楽しみながらお気に入りの商品を『これ買って』と音声で注文することができます（商品名や商品番号を指定してのご注文も可能です）。さらに、商品のバリエーションの選択や、配送日時の指定も音声で簡単に行うことができます。インターファクトリーは、今後もEC業界の発展および導入企業様のECビジネス活性化に寄与するため、お客様目線の価値あるソリューションを提供してまいります」

スマートデバイスは加速度的に私たちの生活の中に浸透しつつある。特に自身が巨大ECプラットフォーマーであるAmazonが提供するスマートデバイスとECとの親和性は高い。今回、エビスマートがAmazonアレクサに対応したことによって、普段Amazonを利用している顧客層にも訴求できるものと思われ、その裾野が広がることになりそうだ。