アパレル向けコミュニティ型Web接客ツール【STYLISTA】の提供開始
株式会社SPRING OF FASHION(代表取締役:保坂忠伸、所在地:東京都港区)は、これまで、ユーザー同士で相談をし合うことができるファッションSNSとして運営してきた「STYLISTA(スタイリスタ)」をアパレル企業向けに「コミュニティ型ウェブ接客ツール」としてサービス展開することを公表した。
スタイリスト2千名突破、3千万円の資金調達も
SPRING OF FASHIONは、これまで、ユーザー同士で相談をし合うことができるファッションSNSとして運営してきた「STYLISTA(スタイリスタ)」を2022年4月より、アパレル企業向けに「コミュニティ型ウェブ接客ツール」としてサービス展開することを公表した。
その第一弾として、MARK STYLER株式会社(代表取締役社長:秋山 正則、本社:東京都渋谷区、以下「マークスタイラー」)が運営する「RUNWAY channel」にて提供を開始するという。
なお今回のサービスアップデートは、「STYLISTA(スタイリスタ)」の登録スタイリスト2,000名突破と、3,000万円の資金調達実施を背景とするもので、今後もさらなるサービス展開を計画しているとのことだ。
アパレル企業向けの機能について
アパレル企業は、「STYLISTA」を導入することにより、ユーザーがこれまで店舗で行なっていたコーディネート相談を、オンライン上で行うことができる機能を自社のECサイトに追加することができる。「STYLISTA」の導入はJSタグ1行を追加するだけで、企業のECサイトに「相談する」のボタンが表示され開発コストを抑えることが可能だ。
ユーザーは「相談する」ボタンから、コーディネート相談ができ、投稿された相談に対して「STYLISTA」に登録している2,000名以上のスタイリストから導入した企業の商品をもとにコーディネート提案を受けることができ、気に入ったアイテムをそのままECサイトで購入できる。
なお2,000名のスタイリストのバックグラウンドは、現役の販売員から元販売員、インフルエンサーなどのファッションが好きを中心に、年齢層も10〜40代と幅広く、様々なジャンル、年代のコーディネート相談に答えることが可能だとしている。
ファッション文化を世界に発信
Hamee代表取締役会長 樋口敦士氏
「新型コロナウイルスの流行を契機に、EC化が進む中でSNSの台頭により個人の影響力が増しています。このような背景におい『STYLISTA』は、これから世の中に求められるサービスであると考えています。代表の保坂さんとお話し、困難があっても真摯に自分たちのミッションの実現に向けて突き進む力強さのある起業家だと感じました。応援してます!」
㈱SPRING OF FASHION 代表 保坂忠伸氏
「これまで多くの挑戦をしてきましたが、やっと自分たちだけの価値あるサービスに行き着くことが出来ました。1年ほどステルスで事業を進め、今まさに0→1の価値を創っている段階ですが、これまでに自分たちが発見してきたインサイトはグローバルに展開できると考えております。このサービスを通じて日本のブランドまたはファッション文化を世界に発信するサービスになるべく、企業様向けサービスの展開と調達した資金を通じてまずは0→1の確たる基盤づくりに尽力します。導入を決めてくださった企業様、出資してくださった株主の皆様には大変感謝しております。ステークホルダーの皆様に喜ばれるサービスとなるよう精一杯頑張ります!」
SNSの台頭により個人が影響力を持ち、情報発信できるようになった結果、“販売員”などの肩書に関係なく、誰かの購買の意思決定に“個人”が大きく関与できるようになった。
このような時代背景を受け、「STYLISTA」は「“好き”と生きることをもっと楽しめる世の中に」というミッションのもと、ユーザー同士でファッションの相談からコーディネートの提案、さらに購買まで行えるファッションSNSとして、2021年3月よりサービスを開始し、1年を経て2022年3月に登録スタイリスト数が2,000名を突破した。
一方で、ファッション業界では、コロナ禍を経て、リアル店舗からECへシフトが加速しており、チャットを始めとするウェブ接客のニーズが高まっている。同社は日本経済新聞のデータを引用し、今後2025年までにチャット経由の購買額が世界で33兆円の市場になること、またその成長角度は2021年の7倍と急成長する市場であると示している。
DX化が強く求められる昨今のファッション業界において、新時代のウェブ接客プラットフォームの基盤を築いてきた「STYLISTA」が貢献できることはないかと考え、今回、「STYLISTA」をコミュニティ型ウェブ接客ツールとして、アパレル企業に展開することを決定したのだ。SNSとECそしてリアル店舗が国境を超えてシームレスにつながる今、注目すべきサービスと言えそうだ。