サブスク市場、2023年には1.4兆円まで成長【KiZUKAI調査】
株式会社KiZUKAI(本社:東京都中野区、代表取締役:山田 耕造)は、サブスクリプション業界に関するレポートを公開した。ここではその概要について見ていく。
拡大するサブスク市場をとらえる
データを活用し顧客ロイヤリティを向上させるサービス「KiZUKAI(キヅカイ)」を運営する株式会社KiZUKAI(以下「KiZUKAI」または「同社」)は、サブスクリプション業界に関するレポートを公開した。サブスクリプション市場の国内動向と海外比較、及び各事業の収益獲得に重要となるポイントが記載されている。
なお同社の「KiZUKAI」は、顧客データの収集・蓄積と顧客分析を自動化すると共に、複雑な顧客データの活用を容易にし、ユーザー体験の向上を支援するツールだ。サブスクリプション事業者は「KiZUKAI」を活用することで顧客の理解をより深めることができ、顧客ごとに応じたコミュニケーションを実現し、顧客にとって必要なサービス改善に取り組むことが出来るようになるとしている。
レポート概要
全4種が公開されている。
◆【レポート1:海外との比較 / 国内動向まとめ】
サブスクリプション業界における国内の市場動向や、日米の相違点をまとめました。その他、国別のデータ活用において対象各国の結果を記載。調査対象国中で最も低かったのは日本だった。
▷サブスクリプション市場の国内動向
▷国内toCサブスクリプション市場規模
▷国内toCサブスクリプション市場規模予想
▷海外との比較 / 今後の国内展望まとめ
▷トレンドにおける海外との比較
▷データ活用における海外との比較
▷業務リソースにおける海外との比較
◆【レポート2〜4:各事業のサブスクリプションビジネスの収益ポイント】
更に深堀りし、以下3種類の業界において、サブスクリプションビジネスの収益を分けるポイントが記載されている。
▷サービス・健康・教育サービスにおける収益ポイント
▷デジタルコンテンツにおける収益ポイント
▷物品購入・レンタルにおける収益ポイント
上のレポートは以下のページから無料でダウンロードできる。
https://kizukai.com/cxlab/dlc-subscription-report/
サブスク市場、2023年には1.4兆円まで成長
公表に際して同社では次のように述べている。
「昨今、消費者の行動には、モノを買わずにサービス(コト)を買うような“所有から利用へ”という変化が見られます。これに伴い、サブスクリプション市場は2019年には1.1兆円にのぼり、2023年には1.4兆円まで成長するとされています。サブスクリプション事業を支援する当社では今回、知見から見える示唆をまとめた4つのレポートを公開しました」
ECとも親和性が高いと言われることが多いサブスクリプションモデル。今回のレポートからも成長する市場とそこでの課題が浮き彫りとされているようだ。特にECやデジタル化そのもので後れをとっている日本市場において、今後、どうその深化が図られるかについても考察の材料となりそうだ。