MakeShopでの越境ECがより手軽に WorldShopping BIZとのサービス連携で実現

ECのミカタ編集部

GMOインターネットグループは、同社のMakeShop by GMOとWorldShopping BIZのサービス連携により、越境ECが国内販売と同等のオペレーションで展開できるようになったことを公表した。

審査通過後は数日で海外展開が可能に

MakeShop by GMOは、越境ECが国内販売と同等のオペレーションで展開できるようになったことを公表した。「海外販売」は、株式会社ジグザグ(代表取締役:仲⾥ ⼀義、以下 ジグザグ)が運営する「WorldShopping BIZ」とのサービス連携によりおこなわれ、利用にあたって販売手数料などの費用は発生しないという。

また商品の購入は国内の「WorldShopping BIZ」スタッフによる代行となり、海外への配送対応や多言語での顧客対応、海外向け決済の用意も必要ないとしている。「海外販売」へ申込み、所定の審査に通過したショップは、数日で海外からの注文を受け付けることが可能となる。

「WorldShopping BIZ」概要

「WorldShopping BIZ」概要

ウェブインバウンド・越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」は、日本の商品を228の国と地域に住むユーザーへ届ける購入代行サービスだ。コロナ禍の昨今、日本の商品の購入を熱望されている海外の消費者は多く、そのマーケット規模は5000億円とも言われている。

しかし実際のところ、越境ECの開始には多大なコストや煩雑なオペレーションなどの壁があり、各事業者が自ら展開をするには少なからずハードルもあった。その課題を前に「WorldShopping BIZ」は、ショップの「もっとかんたん・もっと安全な海外販売」を実現するために購入代行の仕組みを提供してきた。MakeShopを利用中のショップは国内でのECサイト運営費以外に追加費用の負担なしで利用することが可能となる。

「海外販売」利用開始の流れ

「海外販売」利用開始の流れ

「海外販売」の利用開始に必要な作業は、MakeShop管理画面から申込をするだけだ。タグ設置などの面倒な設定は必要ない。審査通過・連携開始後、MakeShopのショップへ海外のIPアドレスからのアクセスがあった場合、海外の顧客には多言語入力フォーム(モーダルウィンドウ)が表示される。

海外の顧客は、翻訳された案内を確認してMakeShopの決済画面ではなくモーダル上で注文をおこない、決済を完了させる(実際の動作は「WorldShopping BIZ」デモサイトで確認できる)。注文完了後、国内の「WorldShopping BIZ」スタッフがMakeShopのショップで購入代行をおこなうと、ショップへ注文が入る。

ショップ側は、注文を確認後に国内のジグザグ倉庫へ商品を配送する。「WorldShopping BIZ」スタッフが商品を受け取った後に検品をおこない、海外の購入者へ配送を行う。問合せ対応も「WorldShopping BIZ」に任せることができ、海外販売しない商品の除外も手軽に行える。

これまでもEC構築・運用プラットフォームとして存在感をしめしてきたMakeShop。WorldShopping BIZとの連携により、越境ECがより手軽に展開可能になり、そのシナジーによってさらに価値を高めることになりそうだ。

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