新CDNサービス【クイックキャッシュ】の提供開始

ECのミカタ編集部

合同会社レッドボックス(本社:東京都渋谷区、最高経営責任者:小川勝久)は、低コストかつ2ステップで手軽に負荷分散をおこなえる新しいサービス「クイック・キャッシュ」の提供を開始した。

安定した配信を実現

クイックキャッシュは、転送量ベースで割安かつユーザーに最も近い場所から安定配信を実現するCDNサービスを自動判断し、「見られない」「アクセスできない」といったトラブルを回避するのが特徴だ。

CDNサービスとは、「コンテンツデリバリネットワーク(Contents Delivery Service)」の略で、Webサイト上のコンテンツをインターネット経由で配信するために最適化されたネットワークのことを指す。

CDNサービスを活用して負荷分散する場合、DNSレコード変更やSSL証明書の用意は避けて通れない導入障壁だった。クイックキャッシュではDNSやSSL証明書の用意が不要となり、以下の2ステップで始められるとしている。

◆導入までのステップ

STEP1:所定のファイルをWebサーバーに転送
STEP2:所定タグをWebページに埋め込み

サーバーやWebサイト構成が不明な場合や変更することが難しい場合でも導入することができる。

コストメリットが高い定額配信と段階制従量課金

コストメリットが高い定額配信と段階制従量課金

大容量配信を低コストでおこなう定額配信から、ミニマム構成で始めたいという場合に最適な段階制従量課金の2種類からプランを選択することができる。

◆月額定額プラン

毎月定額料金で配信可能なプラン。予め大容量配信が見込まれるケースでは、転送量ベースでのコストメリットが一番高いサービスとなっている。

◆段階制従量課金プラン

初期費用無料でよりライトに開始できるプラン。一定の転送量までは一律料金で超過した場合のみ従量課金となる。まずはミニマム、低コストで配信を開始したい場合や利用量の変動が激しいサービスに最適。サービスのスケールに応じてコストを調整することが可能だ。

高度負荷分散技術を採用

高度負荷分散技術を採用

一般的なCDNはCDNサービス側でDNSによる障害回避を実施する。しかし、DNSでの障害回避はアクセスするクライアントの状況を判別することができず課題が存在していた。クイックキャッシュCDNでは、CDNサービス側の他にユーザーに最も近いブラウザで最適なCDNを判定し高度負荷分散が行える。

通信トラブル・経路障害・アクセス元に起因した遅延時も自動的に別のロケーションCDNを選択するため、単一事業者で障害が発生または遅延していたとしても、アクセス出来ない・表示されないといったことが回避できるのだ。

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