運用型UGCソリューション「Letro」、リピート通販専用カート「リピスト」とのAPI連携でUGC生成を自動化

ECのミカタ編集部

アライドアーキテクツ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:中村壮秀、プロダクトカンパニー プレジデント:村岡弥真人)は、運用型UGCソリューション「Letro(レトロ)」が、D2C通販・定期/単品通販カートシステム「リピスト」とAPI連携を行ったと発表した。これにより、リピストを利用中のブランドがさらなる成果向上を実現するために、購入者のUGC生成を自動化することが可能になったという。

UGC活用にまつわる課題

Letroがこれまでに支援したEC事業社における実績からも、ECサイトにおいてUGCを活用することで購入率、転換率が大いに向上することが明らかになっており、UGC活用はEC事業において不可欠な施策であると言える。ところが実際には、以下3点の課題を理由に、UGC施策の実施に至っていない企業が少なくない。

①インフルエンサーなどへの投稿依頼といった単発施策でしかUGC生成ができず、継続的にUGCが生成される仕組みを構築できない
②複数の商品がある場合、UGCがある商品とない商品が存在するため、すべての商品でバランスよく同じ取り組みができない
③ROIを計測する基盤がないため、手間のかかる施策に対して投資判断ができない

「運用型UGC」実施のハードル

また、UGC施策の成果向上を実現するモデル「運用型UGC」を実施するためには、ターゲットに応じた訴求のUGCを出し分ける必要があるが、企業が持ち合わせるUGCは単一訴求になりがちであることから、運用型UGCに挑戦することができないという企業も多く存在する。

これらの課題を解決し、EC事業におけるUGCの活用を推進するため、同社は累計導入社数約1,200社、流通総額は年間約900億円の実績を持つリピストとのAPI連携を行い、購入者に対してUGCの投稿を促すフローを自動化するサービスを提供する。

UGC投稿を促すフローの自動化が可能に

本連携により、リピストを利用する企業は、API連携されたLetroを利用することで、リピスト内で保有する自社の顧客データを活かし、購入者に対してUGC投稿を促すフローを自動化することが可能となった。

具体的には、商品やサービス購入のタイミングでUGCの投稿を促すメッセージが送信されることで、購入回数に応じて継続的にUGCが生成される機会を創出。生成されたUGCの収集までを自動化することができる。

また、メッセージの内容や送信タイミングは企業ごとにカスタマイズできるため、UGCの投稿テーマを柔軟にコントロールしたり、購入初期や購入後数か月後など生成したいUGCに合わせてメッセージの自動送信タイミングを設定したりすることができる。これにより、バリエーションに富んだUGCを生成することができ、訴求・SKU・展開チャネルごとにUGCを出し分けることが可能となる。

UGC施策のROI計測も実現

さらに、収集されたUGCはLetroに同期され、サイト上への表示から最適化まで行えることから、成果ポイントが可視化でき、結果的にROIの計測が実現。これらの機能により、UGC施策の実施に至らない要因を取り除くことができ、さらに「生成・収集・活用・効果測定・改善」のサイクルを定期的に回しながら、UGCの効果を最大化する仕組みを提供する。

UGCがコンバージョン率向上などに有効であるとわかっていても、運用面でのハードルからUGC施策に本格的に取り組めていなかった事業者は少なくない。今回の両者の連携により、リピスト利用企業の継続的かつ無理のないUGC施策が実現しそうだ。

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