中国などBtoB企業をターゲットにした越境ECサイト【日本優選○良品】がスタート
株式会社ジェネラルトレーディング(本社:兵庫県神戸市中央区:代表 上田 祐之)は中国企業をターゲットにした越境ECプラットフォーム「日本優選○良品」をWeChatミニプログラム内でスタートさせた。
効果的に顧客にアプローチすることが可能に
ジェネラルトレーディングは、中国企業をターゲットにした越境ECプラットフォーム「日本優選○良品」をWeChatミニプログラム内でスタートさせた。同社は、WeChat認定の公式パートナーである上海映悦会展策划有限公司 (本社:上海:代表 張亜峰 )と提携することで、WeChatの持つビッグデータを使用することができ、効果的に顧客にアプローチすることが可能となるという。
現在、同社では当該サービスについて、オープン記念キャンペーン価格で提供中だ。通常価格・月額88,000円、初期費用220,000円を特別価格で提供しているとのことだ(50社限定)。まず対中国ビジネスの第一歩を踏み出す、その支援のために思い切った価格での提供となったとしている。
サービスの概要
WeChat公認パートナーのメリットを最大限に活用して、日本の商品を卸BtoB企業に紹介して、中国企業との取引をセッティングするという。同社が商品を全額前払いで買い取るのでリスクもないとしている。また、面倒な貿易手続や通関業務も必要ないという。
また月額費について3年間の支払いが完了したら、それ以降は永年無料だとしている。加盟の前後に関係なく公平に参加できる互助システムを取り入れたとのことだ。同社はまた、「日本優選○良品」に参加することで巨大中国市場にローリスク、ローコスト、ロングリターンで進出することを全力でサポートするとしている。
中国の卸BtoB企業とのECにチャンス
公表に際して同社では次のように述べている。
「数多くの日本企業が中国巨大ECサイトに挑戦してきましたが、ごく一部の大手企業を除いて、進出は失敗してきました。失敗の原因の一つは、“日本の製品は世界一の品質”この神話にとらわれて、中国人ユーザーにも居“直ぐに商品が認知される”と思い込み過ぎていたことです。
かつては、“日本製”“メイド イン ジャパン”だけで売れた時代がありました。それを見越して進出した日本企業が多々ありました。中国は日本以上に一般ユーザーに認知させるのに広告費が必要です。世界中から集まるライバルの商品に打ち勝って、自社商品をクリックして購入してもらうには多額の広告費と膨大な時間が必要です。
これらの戦略はごく一部の大手企業にしか適していません。予算も時間も限られている中小企業には勝ち目はないのか?残念ながら勝ち目の可能性は低いと言わざるを得ません。しかし、中国の卸BtoB企業をターゲットにすればチャンスは大いにあります。中国企業、店舗、会社も常に売れる商品を探しています。そんな企業に向けて日本ではメジャーだが中国では知られていない逸品、日本でも知られてないが知る人ぞ知る逸品を紹介するのが“日本優選○良品”です」
コロナ禍によってインバウンド需要が激減する中で急速に越境ECへのニーズが高まって来た。またアフターコロナのインバウンド復活を見据えて、越境でのオムニチャネル展開という視点でも、その熱度はさらに高まる様相を見せている。そうした中で対中国越境ECにおいてB2Bにフォーカスした同社のサービスは、多くの日本の中小EC事業者にとって新たな選択肢となりそうだ。