今夏「旅行に行きたい」20~30代女性は6割以上【eBay調査】

ECのミカタ編集部

インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japan合同会社(本社:東京都港区、代表取締役:グ ジャヒョン)は、全国の20代~30代の働く独身女性500名を対象に、「お出かけに関する調査」を実施し、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

調査概要

調査期間:2022年5月12日(木)~5月14日(土)
調査対象:全国の20代~30代の働く独身女性500名
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社ネオマーケティング

6割以上が2022年の夏は「積極的に出かけたい」

6割以上が2022年の夏は「積極的に出かけたい」

まず昨年と比べた2022年の外出状況について質問している。外出の機会については、約4割が「増えている」と回答。さらに6割以上が「2022年の夏は積極的に出かけたい」と思っていることも明らかになった。

積極的に出かけたい理由としては「昨年と比べるとコロナウイルスの流行が落ち着いてきたから(47.2%)」「ワクチン接種により安心感が生まれたから(33.7%)」と回答した人が多く、現在の新型コロナウイルスの感染状況について、昨年と比べると安心感を覚えている人は増えていると考えられそうだ。

「これまで我慢してきたから(32.7%)」と回答した人も多く、昨年まで外出しにくかった分、今年は感染症対策を行いながらも外出を楽しみたいと考えている人は多いことがうかがえる。

また今の状況を前向きに捉えている人が多いことを受け、昨年から今年にかけて、どのような嬉しい変化があったか質問している。その結果、「外出しやすくなった(34.0%)」「飲食店を利用しやすくなった(30.8%)」など、新型コロナウイルスの感染状況の変化に伴って生じた変化を「嬉しい」と感じている人が多いことが分かった。

「友人・知人・恋人と会える機会が増えた(22.4%)」と回答した人も多く、人と会いやすくなったことで、気持ちが上を向いている人も一定数いることがうかがえる。

予算「30,000円以上50,000円未満」が多数派

予算「30,000円以上50,000円未満」が多数派

夏休みなど、長期休暇の機会に計画する人が多いと考えられる、旅行。12.2%の人が、既に旅行に行く予定を立てていた。「予定は立てていないが行きたい(52.6%)」と回答した人と合わせて6割以上が「旅行に行きたい」と考えていることが分かった。

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合がある。

今年の夏、旅行に行く場合の予算は「30,000円以上50,000円未満(38.6%)」と回答した人が最多に。費用の出どころは「給料(67.3%)」が最も多く、日々の生活費を切り崩したり、旅行に向けて貯金をしたりする人は少ない結果となった。また、多くの企業で6月に支給がある「ボーナス(34.6%)」にも一定数の回答が集まった。

新たに準備したい物「日焼け止め」「洋服」「下着」

新たに準備したい物「日焼け止め」「洋服」「下着」

続いて、夏の持ち物について調査。2022年夏に旅行に行く場合、新たに購入して準備したい物を調査したところ「日焼け止め(44.4%)」「日傘(18.8%)」「サングラス(16.0%)」など、夏のお出かけの必需品である日焼け対策グッズに一定数の回答が集まった。

「洋服(43.5%)」「下着(18.8%)」など、ファッションアイテムの新調を検討する人も比較的多いことが分かった。さらに、旅行に限らず日々の外出において、コロナ禍に入ってから持ち歩くようになったものを聞いたところ、半数以上が「予備のマスク(55.8%)」と回答。「ウエットティッシュ、除菌シート(40.8%)」「アルコールスプレー(31.4%)」を持ち歩く人も増えていた。

行先の条件は「密を避けられる」が1位

行先の条件は「密を避けられる」が1位

続いて、2022年の夏に楽しみたいことについて聞いている。その結果、「旅行など思い出づくり(37.8%)」が1位に。夏のお出かけに向けて、心を躍らせている女性は多いと考えられる。

最後に出かける場所を選ぶ基準も聞いたところ、「密を避けられる(39.6%)」と回答した人が最も多い結果に。「感染症対策が行われているか(28.0%)」を重要視する人も見られた。

2022年の夏はお出かけに前向きな女性が多いことが分かったが、可能な限り密を避け、感染リスクを下げられる場所を選びたいという意向も垣間見える結果となった。

サマリー

調査を受けて同社では次のように述べている。

「今回の調査では、6割以上の女性が2022年の夏は『積極的に出かけたい』『旅行に行きたい』と考えていることや、思い出づくりを楽しみたいと考えている女性が多いことなどが分かり、女性たちの、お出かけに対する前向きな意向がうかがえました。夏に旅行に行く場合には、日焼け対策グッズやファッションアイテムを新調したいという声も見られました。一方で、行先は『密を避けられる場所を選びたい』と考えている人が多く、感染症対策には引き続き慎重な傾向も明らかになりました。Qoo10と、2022年4月に新たにオープンしたファッションサイト『MOVE(ムーブ)』では、夏のお出かけがもっと楽しくなる洋服やコスメなどのアイテムを多数取り扱っています。自宅にいながら複数の店の商品を見比べられるなど、密を避けながら、効率的に楽しくお買い物が可能です。夏のお出かけの準備に利用してみてはいかがでしょうか」

調査にもあるように「2022年の夏は旅行に行きたい」と考えている人は6割以上で、12.2%の人は既に旅行の予定を立てていることも明らかになり、旅行の予算は「30,000円以上50,000円未満」と回答した人が最も多いという結果となった。

昨年までと比べると、緊急事態宣言や蔓延防止重点措置などの発表がほぼ無くなり、外出への規制や社会的な要請が比較的緩くなっている。そうした背景もあってか、今回の同社の調査では半数以上の女性が2022年の夏は積極的に出かけたいと考えていることやコロナ禍の収束へ向けて前向きに捉えている女性が多いことが分かった。

こうしたことからも、これまでステイホームが推奨されてきた情勢から、徐々に日常が戻りつつある社会的状況への変化に若い世代の女性のマインドも敏感に反応している様子がうかがえ、ECにおいても旅行や、それに関連した商品の売上回復も期待できる調査結果となったようだ。

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