アプリストア最適化ツール「ASO Insight」、改善余地の可視化と改善施策を自動提案する「ASOスコア」機能を追加

ECのミカタ編集部

世界66か国7,300以上の導入実績を持つCE(カスタマーエンゲージメント)プラットフォーム「Repro(リプロ)」を提供するRepro株式会社は、ASO(アプリストア最適化)支援ツール「ASO Insight」がASO施策の実施状況やアプリストアの設定内容から客観的な評価指標を自動算出し、各要素区分別の改善余地の可視化と改善施策を自動提案する新機能「ASOスコア」をリリースしたと発表した。

ASOの重要性と事業者の課題

ASOの重要性と事業者の課題

ASO(アプリストア最適化)とは、アプリストアのアプリ詳細ページの内容を最適化させることで検索順位を上位表示させ、アプリ詳細ページへの流入数を増やしたり、ダウンロード(DL)率・数を向上させたりするために講じる施策のことを指す。IDFA取得のオプトイン化に伴い、この影響を受けない集客施策としてASOの重要性が増している。

効果的なASO対策を行うためには、アプリストア内に入れるキーワード関連の知識や検索ロジックの知識、コピーライティングスキルといったさまざまな専門的ノウハウが必要となる。

ところが、同社が2021年12月に実施したアンケート調査では、ASO対策における課題としてノウハウの不足に加え、対策するためのリソースが不足しているとの結果が顕著に表れている。

また、すでに一定のキーワード対策を行なっている事業者においては、「現状以上にどこを対策すればよいかがわからないこと、伸び幅がどの程度あるかを知るすべがないことに課題を感じている」との声も聞かれるという。

ASO施策の評価指標を自動算出する「ASOスコア」

ASO施策の評価指標を自動算出する「ASOスコア」

同社が2020年11月より提供している「ASO Insight」は、ASO対策に欠かすことのできないアプリストアのデータのモニタリングから、データに基いた設定推奨キーワードの自動提案、ストアページの見せ方の最適化など、多岐にわたる施策をノウハウが少ないマーケターでも網羅的かつ最小限のリソースで対策を講じることができるツールだ。

今回リリースされた「ASOスコア」は、施策の実施状況やアプリストアの設定内容から客観的なASO施策の評価指標と総合的な改善余地の大きさを示すことに加え、各要素別の改善余地の大きさと改善アドバイスを表示する機能。

対策の状況等によりASOスコアは0〜100点で算出され、改善余地は大中小の3段階で表示。競合アプリとの対策状況比較もクイックに行うことができ、自社アプリの伸び幅の把握や設定内容の差異が可視化される。

「ASOスコア」機能詳細

 「ASOスコア」機能詳細

◆要素別スコア
キーワードやクリエイティブ、レビュー・評価など、要素区分別で改善余地の大きさが一目で確認できる。グラフでスコアの推移も確認可能。

◆競合比較
競合アプリを設定することで各要素における対策状況が比較できる。「競合比較詳細」では、タイトル・スクリーンショットをはじめ各要素を視覚的に比較することが可能。

◆改善アドバイス
対策が必要な箇所と対策によるインパクト、推奨される対策内容が表示される。

本機能でASO対策における改善余地が可視化されるだけでなく、アドバイスに沿って影響度が高い順に対策を講じることで、専門的なノウハウがなくとも、最小限のリソースでダウンロード率・数の向上につなげることができるという。

「ASO Insight 」は、世界7,300以上のアプリ・Webの支援実績を誇るReproのASOエキスパートの知見を盛り込んだ独自のアルゴリズムに基づき、対策すべきキーワード・タイトル・サブタイトルの提案をクリックひとつで受けることができる支援ツール。

今回の「ASOスコア」機能の追加によって現状や課題が見える化され、ASOにかけるリソースやノウハウが不足している事業者でもより効果的にASO施策に取り組めそうだ。

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