楽天市場の運営代行はどこがいい?料金の目安やおすすめの会社を紹介

ECのミカタ マーケティング部

楽天市場の運営代行はどこがいい?料金の目安やおすすめの会社を紹介

近年、多くの企業がECサイトを開設していますが、「思うように売上が伸びない」「集客できない」という悩みを抱えるケースも少なくありません。なかには、集客に期待できる大手ECモールに出店しても売上につながらず、数年で退店する店舗もあります。

そこで検討したいのが、ECサイト運営のプロである代行業者への委託。今回は、国内3大ECモールの1つである、楽天市場でのショップ運営代行について解説します。

楽天市場の運営を成功させるためのノウハウ

まずは楽天市場でのショップ運営の成功と失敗を左右するノウハウについて、いくつかの要点を説明します。

ユーザー体験を高める

使いやすいサイトにしなければ、商品がよくてもなかなか買ってもらえません。

例えば、ショップのキービジュアル(メインとなる画像)や商品画像を効果的に使い、訪れた人が、「そこに自分の欲しい商品がある」と感じるようにする必要があります。

また、「欲しい商品にたどりつきやすくする」「購入しやすくする」「再訪しやすくする」などユーザーの動線を設計し、使いにくさによる離脱やカゴ落ちを防ぐことが大切です。

楽天SEO対策をする

楽天市場も、Google検索のように検索窓にキーワードを入力して商品を探します。自社のショップや商品を認知してもらうための重要な機能なので、上位表示させるための工夫は欠かせません。

対策の1つが、キーワードによる最適化です。検索でヒットするのは商品名や説明文、キャッチコピーなどです。しかし、単純に思いついたキーワードを入れるだけでは機能しません。競合が対策していないようなキーワードを探したり、関連するキーワードを含めたりすることで多くの認知や流入を獲得できます。

楽天市場の広告を活用する

楽天市場内には広告の機能もあります。検索結果にも広告として優先表示されるため、活用しない手はありません。

しかし、やみくもに出稿しても成功しません。広告運用の指針を定め、最適化する必要があります。

楽天RMSによる分析をする

楽天RMS(Rakuten Merchant Server)には、売上データのほか、アクセス数や顧客の属性など、ショップ運営で成果をあげるために欠かせない情報が溜まっていきます。

データの活用も、ショップの成功に不可欠です。ターゲットにリーチしているか、サイトは想定した属性にあったデザインになっているかなどを見極めて、改善を繰り返す必要があります。

これらのノウハウは、一朝一夕で身につくものではないため、ある程度の勉強が必要になります。ただ、運営を代行会社に任せれば、自分で勉強をしなくてもショップを改善させることができます。

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楽天市場の運営代行に依頼できること

楽天市場でのショップ運営代行会社には、ECサイトの制作から日々の運用まで、幅広い業務を依頼できます。会社によって対応範囲やサービス内容が違うので、一般的にどのような業務内容があるのか、詳しくみていきましょう。

代行する業務 課題 解決できること
商品登録 単純な作業ですが、商品数が多ければ多いほど担当者の負担は大きくなります。また、商品の登録作業は1度で終わるものではなく、定期的に更新しなければなりません。 運営代行に商品登録作業を任せることで、新商品や期間限定商品、セール品などの定期更新の負担が減らせます。
在庫・物流管理 システム上の業務とオフラインでの業務があり、どちらをも正確かつスピーディに行う必要があります。 運営代行の利用で適切な在庫管理や遅延のない物流管理を実現できます。人件費・車両費・倉庫費用などの固定コストを削減できるメリットもあります。
コンサルティング 楽天市場に限らず、ネットショップの運営にはさまざまな専門スキルが求められます。 多くの楽天運営代行には、これまでの経験で得たノウハウや知識があり、多くの問題を解決できます。
デザイン・ページ制作 基本的なテンプレートは無料で用意されていますが、高品質なページを作るのは容易ではありません。 商品ページの追加作成やリニューアル・更新、バナーの制作などのあらゆるデザインを依頼できます。 楽天市場はほかのECモールに比べてページデザインの自由度が高く、見た目や使い勝手によって売上が変わることもあります。
マーケティング・販売促進 広告出稿や販促イベント、SNS活用、メルマガ配信などは、戦略的に行わなければ成果を得られません。 運用代行では、楽天市場に詳しい専門的な視点からマーケティング戦略や販促企画を考えて実行します。
カスタマーサポート カスタマーサポートは顧客満足度を高める大切な要素ですが、人手不足に陥りやすい業務でもあります。 運用代行を利用することで、経験豊富なプロのオペレーターに対応を任せられ、カスタマーサポートの品質向上に期待できます。

楽天市場の運営代行料金の目安

次に、楽天市場でのショップ運営代行の料金体系や費用相場について紹介します。

料金体系 料金の目安 特徴
固定報酬型 月額5〜10万円程度 固定報酬制は、毎月決まった金額を運営代行に支払う方法です。あらかじめ料金設定が把握できるので予算設計がしやすい反面、売上金額に関わらず支払わなければなりません。
成果報酬型 売上の5〜10%程度 成果報酬型は、売上の数%を支払う方法です。売上金額によって負担額が変動するため低リスクで利用できますが、売上が大きくなるにつれて支払い額も高くなります。
複合型 5万円程度 + 売上の5%程度 複合型は固定報酬と成果報酬の両方を組み合わせたもので、毎月決まった費用 + 売上金額に応じた金額を支払います。固定報酬と成果報酬のよい部分を取り入れており、費用をコントロールしやすい料金システムです。

報酬体系だけでなく、代行を依頼する範囲も意識することが大切です。範囲が広がれば、それだけコストもあがります。自社が抱える課

楽天市場の運営代行業者を選ぶ際のポイント

楽天市場の運用代行業者はさまざまあり、「どこを選べばよいのかわからない」という人も多いでしょう。ここからは、代行業者を選ぶ際のポイントを4つ紹介します。

企業・担当者の実績はあるか

まず1つ目は、楽天市場での運営代行の実績がどの程度あるかです。各運営代行の公式サイトに実績や受賞した賞が記載されていることも多いため、事前にチェックしておくとよいでしょう。

また、代行業者全体だけでなく、担当者自身にどのくらいの経験値があるかによっても成果が左右されます。自社の目標を達成するような実力があるかどうかをみるためにも、過去の成功事例を確認しておくことが大切です。

得意な商材や施策はマッチしているか

業者によって得意な分野や強みが異なります。自社商品のジャンルに強い運営代行であれば、成功率をより高めることが可能です。

また、実店舗と楽天市場を連携して運営したい場合やSNSなどを活用したい場合は、オムニチャネルに強い業者を選ぶなど、自社の方向性にマッチする施策ができる業者かどうかで判断するとよいでしょう。

コストとパフォーマンスのバランスはどうか

楽天市場への出店には、さまざまなコストがかかり、さらに運営代行を利用することで利益がだしづらくなるという懸念もあります。しかし、そこで「費用が安いから」という理由だけで依頼する運営代行を選ぶと、対応が雑だったり、売上が伸びなかったりする可能性もあります。

そのため運営代行は、コストとパフォーマンスのバランスがよさそう=費用対効果が高そうと感じる業者を選ぶようにしましょう。

おすすめの楽天市場の運営代行会社9選

ここからは、楽天市場でのショップ運営代行に強い業者を紹介します。それぞれの特徴や費用を比較し、自社にぴったりな業者を選びましょう。

Hameeコンサルティング株式会社

強み 楽天市場からAmazon、Yahoo!ショッピングなど、幅広いプラットフォームでのサポート実績が豊富なHameeコンサルティング株式会社です。相場より費用をおさえつつ契約は1カ月単位のため、はじめての運用代行でも利用しやすいのが魅力。
検索結果上位に自社ページを表示させる施策「楽天SEO」サービスでは、契約前にレポート作成・SEO解析・施策提案が無料で試せます。
HP https://hamee-consulting.co.jp/

株式会社ネットショップ総研

強み 株式会社ネットショップ総研では、ECで売ることに特化した運用代行やECコンサルをおこなっています。累計1,000以上の販売蓄積データから、「いつ」「どこで」「なにをおこなえば」売上が最大化できるのか?を分析・研究し、販売につなげるのが特徴。
楽天市場に約5万店舗あるショップ*のなかから、とくに成長しているショップが選ばれる『楽天MVP』を7回受賞するなど、実績と実力をかねそなえた運営代行です。(*2022年6月時点)
HP https://netshop-soken.co.jp/

ECコンサルティング株式会社

強み ECコンサルティング株式会社は、楽天運営代行専門の「RUD」を運営している楽天コンサルティング企業です。RUDは楽天ECコンサルタントの元管理職がたちあげた運営代行で、楽天に最適な施策を熟知しているため売上アップに期待できるでしょう。
料金は業界最安級の月々39,800円。サイト制作〜運営業務全般、さらにコンサルティングが受けられるため、将来的に社内で運営体制を整えたい企業にもおすすめです。
HP https://xn--ec-lg4a3bnm3j5mmce.com/

株式会社Ryuki Design

強み 株式会社Ryuki Designは、楽天市場のショップデザインを専門としている制作会社です。「伝わる」「売れる」デザインを得意としており、ページ制作に必要なディレクション・デザイン・コーディング・写真撮影を一貫しておこなっています。
定額制サービスの「デザラボ」を利用すれば、ページ更新やニューアル、アクセス分析などが毎月依頼し放題。 受注管理やカスタマーサポート業務は対象外となりますが、月額150,000円〜で通常のスポット依頼よりも安くショップ制作・運営できます。
HP https://ryuki-design.jp/

株式会社いつも

強み 株式会社いつもは、全国各地に拠点をおくネットショップコンサルティング会社です。日本を代表する大手企業のサポートもおこなっており、幅広いジャンルで実績のある企業です。2019年には「EC・通販担当者が選ぶ楽天マーケティング支援」でNo.1を獲得。
楽天市場での運営代行では、独自に保有する診断シートから運用状況の診断・分析をおこなうなど、最短での売上アップが目指せます。また、プロのコンサルタントから運営方法が学べるため、担当者の育成につなげられるのもポイントです。
HP https://itsumo365.co.jp/

株式会社Proteinum

強み 株式会社Proteinumは、ECコンサルティングとD2Cをメイン事業として展開するスタートアップ企業です。楽天市場運営における戦略構築から実行までワンストップでおこなっており、プロ目線の分析および施策により集客力アップが目指せるでしょう。
料金プランは固定報酬制と成果報酬型を合わせた形で、ベーシックプラン11万円(税込)と、アドバンスプラン33万円(税込)の2種類が用意されています。
HP https://proteinum.co.jp/

株式会社ピュアフラット

強み 株式会社ピュアフラットは、WEBコンサルティングやYoutuberキャスティング、楽天市場特化コンサルティングなど、Web上のさまざまなコンサルティングをおこなっている会社です。元楽天のコンサルタントから”楽天市場で”売上を伸ばすノウハウが学べるため、短期間で売上アップが目指せるのが魅力。
初期費用は0円で成果報酬型のため、安心して運用代行をスタートできます。
HP https://pureflat.co.jp/

株式会社302

強み メディア事業、ライバー事務所、ECサイト制作をおこなっている株式会社302。ECモールやネットショップの運用代行やコンサルティングをおこなう「EC-UROYA」を運営し、クライアントに合わせた戦略立案やサポートをおこなっています。
人件費より安く・外注費は売上の5%が目安をポリシーとして掲げており、自社のフェーズにあわせたサービス内容と料金プランが選べます。
HP https://302inc.jp/

コンサルロケッツ株式会社

強み コンサルロケッツ株式会社は、西日本と東日本の両方に拠点をもつECコンサル会社です。サイト制作、システムサポート、コンサルティング業務に加えて、自社だけの販売戦略や方向性をみつけてくれるのが特徴です。
楽天市場でのショップ運営全般を丸投げすることも可能で、各ショップにあわせた内容で制作から結果分析・改善まで対応。ほかにも、コンサルのみや複数ECサイト広告代行などのプランがあり、すべて最低契約期間は6カ月〜となっています。
HP https://c-rocketz.com/

(2023年11月30日時点)

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楽天市場のRMSサービススクエアはおすすめ?

楽天市場には、公式の店舗支援サービスもあります。それが「RMSサービススクエア」です。

楽天が定めた基準をクリアしたパートナー企業により、店舗運営の効率化や品質向上に役立つさまざまなサービスやツールが提供されています。専任スタッフによる個別相談サポートや、楽天で一括精算できる点が強みです。

しかし、実際にサービスページをみてみると使い勝手がよいとはいえず、課題も多いサービスです。

ECのミカタなら楽天市場専門の運営代行会社が簡単にみつかる!

楽天市場に出店しているショップのなかには、自社運営では売上が伸ばせず悩んでいるショップもめずらしくありません。ECサイトやECモールの運営経験がなく、不安を感じる場合は運営代行の利用を検討してみましょう。

運営代行を利用することで、自社スタッフの業務負担を減らしつつ売上拡大を目指せるようになります。自社の現状や目標をあらためて見直し、安心して任せられる運営代行を探してみてください。

ECのミカタが運営するマッチングサービスです。ECサイトに特化したメディアを運営する専門コンシェルジュが、丁寧なヒアリングを行った上で、最適な企業をご紹介します。

そのため楽天市場でのショップ運営代行会社についての知識が全くなくても、マッチ度の高いパートナーさんと出会うことが可能です。希望する会社が決定すれば、最短1営業日で企業との商談のセッティングを行います。商談日や商談方法だけでなく、断りの依頼も全てコンシェルジュに任せることができるため、じっくり選定に時間をかけることが可能です。