日立社会情報サービスが【やさしい日本語変換サービス】の提供開始 手軽にサイトを「わかりやすい日本語」へ変換

ECのミカタ編集部

株式会社日立社会情報サービス(代表取締役 取締役社長:松谷 淳/以下、日立社会情報サービス)は、「『やさしい日本語』変換サービス」の販売を開始した。

手軽に正しい情報を伝えられる

日立社会情報サービスは、ホームページの文章を通常の日本語よりも平易な日本語に変換することで在留外国人が情報を取得しやすくする「『やさしい日本語』変換サービス」の販売を開始した。

「『やさしい日本語』変換サービス」は、現在運用中のホームページに起動リンクを設置するだけで、「やさしい日本語」表記へ自動変換するという。同社は、ホームページ管理者の負荷を軽減しながら、外国人の方への正しい情報提供をサポートするとしている。

「やさしい日本語」変換サービスの概要

◆概要

ホームページ上にリンクを設置。ワンクリックでホームページ上の文章をAIが解析し「やさしい日本語」へ自動変換。クラウド型サービスのため、同サービス利用による新たなサーバの設置は不要だ。またルビ振り機能もあり、外国人だけでなく漢字を読めない子どもにも情報発信が可能となっている。

◆価格

アクセス数やホームページの規模に関わらず、下記の価格となる。

▷初期費用:150,000円(税抜)
▷月額費用:35,000円(税抜)※1ドメインの場合

2027年度までに3,000ユーザーを目指す

「やさしい日本語」とは、出入国在留管理庁・文化庁が2020年8月に発表した「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」で定められているものだ。例えば、防災訓練・避難訓練の言い換え例としては、「災害が起きたときのために、安全に逃げる練習や、火を消す練習をすること」となる。

近年、在留外国人は増加傾向にあり、その国籍も多様化する中で、いかにその方々へ正確な情報を届けることができるかがホームページの大きな役割の一つとなっている。

在留外国人向けの情報提供としてはホームページ上の多言語翻訳が一般的だが、「やさしい日本語」の活用により、さらに正確な情報を伝えることができると期待されており、取り組む自治体が増加している。

一方、そのためには通常ページのほかに「やさしい日本語」ページの作成作業も必要となり、ホームページ管理者の負担が増加するという課題があった。その課題に対応する「『やさしい日本語』変換サービス」は、現在運用中のホームページに起動リンクを設置するだけで、「やさしい日本語」表記へ自動変換するという。同社は、ホームページ管理者の負荷を軽減しながら、外国人の方への正しい情報提供をサポートするとしている。

同社はまた、官公庁・自治体を中心に、民間、観光、医療、日本語学校などへも拡販し、2027年度までに3,000ユーザー獲得を目指すとしており、ECサイトへの活用の文脈でも視線を集めそうだ。

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