ライブコマース販売における興味度調査【POPO調査】

ECのミカタ編集部

ショートムービー機能を搭載したライブコマースアプリ『POPO(ポポ)』を提供する株式会社ポポホールディングス(代表取締役:王 鑫、本社:東京都渋谷区、以下「ポポ」)は、2022年8月1日(月)から8月2日(火)にかけて実施したインターネット調査「POPO調べ「ライブコマース」販売における興味度調査」のアンケート結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

なおアンケートは15歳以上から60代まで、一都三県に在住の男女600人(性別、世代均等割)を対象とし、調査には株式会社クロスマーケティングのQIQUMOが活用されている。

「ライブコマース配信をしたい」約2割

「ライブコマース配信をしたい」約2割

インターネット通販の業界で新しい手法として注目される「ライブコマース」。2021年秋よりライブコマースアプリ「POPO(ポポ)」を展開するポポは、インターネット調査を通じて「ライブ配信者になることに興味がありますか?」という質問をしたところ、「はい、あります」が7%(39人)、「少し興味がある」が13%(80人)、「どちらでもない」が14%(83人)、「興味はない」が66%(398人)という結果となった。「興味がある」「少し興味がある」を合わせると2割のユーザーが、興味があると答えた一方で、7割近くが「興味はない」と回答した。

やりたい理由は「副業」

やりたい理由は「副業」

続いて「はい、あります」「少し興味がある」と回答した約2割(129人)のユーザーに対して、「ライブコマースに興味がある理由は何か?」(複数回答可)を質問したところ、1位が「副業として確立したい」で34%(44人)、2位が「売上(収入)を上げたい」で29%(38人)、3位が「新規事業として」で28%(36人)、4位が「越境ECとして(円安効果)」で21%(27人)という結果となった。

ライブコマースで売りたいものは?

ライブコマースで売りたいものは?

同じくこの129人に対して「実際に売りたいものは何でしょうか?」としてフリーワードで回答を求めたところ、ユニフォーム、衣類、古着、などの服飾から、スイーツ、地元の野菜や果物などの食品、また、ゲームやフィギュア、DVDやスマホグッズやネイルアイテムなど。その中でも比較的に多かったのが「アクセサリー」や「オリジナル雑貨」だった。

しかし、商品が多岐にわたる一方で、一番コメントとして多かったのが「分からない」「決まってない」だった。「ライブコマースをやってみたいが売りたいものが決まってない人が多い」ことが見てとれる。

やってみたくても売るものがない?

やってみたくても売るものがない?

続けて「興味はない」「どちらでもない」と回答した8割(481人)に対して「ライブコマースに興味が無い理由は何でしょうか?」(複数回答可)と質問したところ、1位が「販売する商品を持っていない」で33%(161人)、2位が「仕組みが良くわからない」で25%(119人)、3位が「運用が大変そう」「儲からなそう」で17%(84人)という結果となった。

サマリー

調査の結果、20%がライブコマースによる販売に興があり、興味理由1位は「副業として確立したい」となり、興味なし・分からない理由1位は「販売する商品を持ってない」だった。

3割が「販売する商品を持っていないからやれない」と回答したが同社は、「非常に面白い結果となりました。逆を言うと、売りたい物が存在したら、日本のライブコマースはもう少し伸びていくかもしれません」と分析している。

その上で先述した、2割が「興味がある」と回答しつつも、売りたい商品が「分からない」「決まってない」人も多く、日本の場合は「売りたい人」の商品を代行してライブ配信するようなアフィリエイト広告モデルのビジネスが今後期待できるのではとも述べている。

これまで企業など法人事業者がECの販売手法としてライブコマースを積極的に活用してきているが、個人がライブコマースの販売者となるには、さらなるライブコマースのカルチャーとしての浸透と理解が必要とも言えそうだ。

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