Shopifyでの売上向上を支援するフィードフォース【Connect-MAX】をβローンチ 必要な集客・CRMの基盤づくりを支援へ

ECのミカタ編集部

フィードフォースは、同社が推奨する集客・CRMのスキーム導入と実施を代行し、スポットでの依頼から伴走支援まで、課題に合わせて選べるプラン「Connect-MAX」をβローンチした。

自社ECの成功モデルを「3ステップ」として提唱

同プロジェクトでは、グループを横断した顧客のマーケティング支援を通じ、自社ECの成長プロセスを3つに分けて捉えている。

▶リーチ…ECサイトへ流入し、最初の購入に至るまでのプロセス

▶コネクト…顧客がリピーターに転換し、顧客とECの繋がりが強まるプロセス

▶コミュニティ…顧客がファン化し、ECを広めていくプロセス

Web広告やインフルエンサーマーケティング等の集客手法が一般化した現在では、「リーチ」プロセスにおける受注獲得コストは増大傾向にあるようだ。そのため集客施策だけに注力していても、自社ECの強みである「低い手数料率に起因する利益率の改善」を達成することは難しく、自社EC立ち上げ初期から「コネクト」プロセスにも注力しておくことが望ましいとしている。

しかし、「リーチ」「コネクト」の両プロセスで成果を出すための設定~アクションを行うには、大きな工数を必要としてしまうことも確かであり、特に「コネクト」を担うCRM関連施策が後回しにされてしまう原因となっていると指摘している。

課題で選べる「Connect-MAX」のプラン

広告代理店への委託という選択肢もあるリーチ領域では、インハウスでの運用を前提に、工数がかかる「主要媒体の初期設定」と「SNS広告の運用サポート」面を代行するプランを用意した。

一方、初期設定・運用ともに工数がかかるにも関わらず、委託先が限られるコネクト領域では、インハウス運用を前提にした初期設定のみを担うプランに加え、初期設定・ルーティンの配信・各種PDCAの実施までカバーするプランを用意している。

◆リーチ領域

▷Web広告導入サポートプラン
・サポート内容:アカウントの開設、タグ設定、キャンペーン設定、オーディエンス設定、商品データ連携
・サポート媒体:Google広告、Yahoo!広告、Facebook(Meta)広告、TikTok Ads、LINE Ads Platform
・分析ツール設定:Google Analytics(コンバージョン設定)
・他:案件ごとの契約

▷SNS広告伴走サポートプラン
・サポート内容:クリエイティブ入稿(月15件まで)、クリエイティブ作成(月5パターンまで)、レポーティング
・他:3カ月単位で自動更新

◆コネクト領域

▷CRMスタータープラン
・サポート内容:LINEリッチメニュー設定、自動応答テンプレート設定、ステップメール作成、必要な各種クリエイティブ作成
・対象媒体:LINE公式アカウント、Klaviyo
・他:案件ごとの契約

▷CRM伴走サポートプラン
・サポート内容:LINE配信(週2通)、メール配信(週2通)、レポーティング
・他:3ヶ月単位で自動更新

▷CRM戦略&実行プラン
・サポート内容:CRMスタータープランと伴走サポートプランの内容を網羅。初期費用無料で、売上に繋げるためのアクションを提案&実行。
・対象媒体:LINE、Klaviyo
・他:6カ月単位で自動更新

※いずれも料金は要問い合わせ。

自社ECサイトではリピーター獲得がより重要

公表に際して同社では次のように述べている。

「日本国内においてもShopifyを導入する店舗の数は急成長を続けており、従来国内のEコマース環境の主役を担ってきたモール型ECに続く選択肢として、自社ECの存在感はますます高まってきています。モール型ECと比較して自社ECは集客の難易度が高い傾向にあることから、Web広告やインフルエンサー施策に代表される集客施策は特に高い注目を集めています。一方で、モール型ECと比較して手数料が安い自社ECのメリットを十分に活かすためには、コストが高い集客施策に依存せず、リピーターを獲得できる施策に早期から取り組んでおく必要があります。このような背景を踏まえ、フィードフォースが推奨する集客・CRMスキームの導入と実施を支援するサービス『Connect-MAX』を立ち上げました」

このように同プロジェクトでは、課題に関する声を実際にEC運営者からもらい、「リーチ」「コネクト」の両方の実行をサポートするプランが用意された。実行に際して工数が掛かってしまう業務を切り出すことで、商品企画やブランドのコンセプト設計、戦略設計にEC運営者が注力するリソースを生み出し、EC運営者と同プロジェクトが一蓮托生となってより良い顧客体験を届けることを目指すとしている。

また同社はプロジェクトのサポート体制について、プランごとに適切な人材がアサインされており、EC運営者の課題のヒアリング~施策の策定、スタッフのアサインまでを行うディレクションスタッフも設置することで、「何から手をつければ良いのかわからない」といった曖昧な課題の相談も可能となっているとしている。

さらにConnect-MAXの今後について、リーチ・コネクト領域のWeb広告やCRM施策の支援に加えて、コミュニティ領域の施策に関してもプランを作成していくとしており、これからの展開にも注目と言えそうだ。

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