サイトに“多言語チャット問合せ窓口”が設置できる【Kotozna laMondo】の提供開始
Kotozna株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 後藤玄利、以下「Kotozna」または「同社」)は、「Kotozna laMondo」の提供を開始した。
即座に日本語に翻訳
Kotoznaは、2022年9月7日より「世界との言葉の壁をなくす事業者向けチャットツール『Kotozna laMondo』」の提供を開始した。『Kotozna laMondo』は、企業のECサイトや製品ページに、配布されるローコードを貼り付けるだけで、チャットツールを埋め込み、入口のウィジェットを表示させることで、多言語でのチャット問合せ窓口を設置できるサービスだ。
海外から様々な言語でチャットメッセージが送られてきても、問合せ対応者には即座に日本語に翻訳されて表示されるため、コミュニケーションのタイムラグはほとんど発生しないとしている。
また、対応時間外やスタッフ離席時に問合せが来ても、顧客にメールアドレスとメッセージを残しておいてもらえば、翻訳済のメッセージをメールで受信でき、それに対して事業者様は自動翻訳機能により顧客の言語で返信メールを送ることが可能だという。
言語数は日本語、英語、中国語をはじめとした109カ国語に対応。中小規模の事業者での導入拡大を見据え、導入費用は月額1万円からの提供となる。
Kotozna laMondoの特徴
同社がまとめる『Kotozna laMondo』の特徴は次の通りだ。
▶世界109か国の言語のチャットを即座に翻訳してやりとりが可能
▶自社のウェブサイト上への設置が簡単(1つのコードを埋め込むだけ)
▶利用規模に合わせて、フレキシブルな料金プランを提供
▶不在時の問い合わせには、自動多言語翻訳済みの返信メールを送ることも可能
デジタルで「言葉の壁」をなくしていく
公表に際してKotozna株式会社代表 後藤玄利氏は次のように述べている。
「Kotoznaは会社設立以来、一貫してDXにより『言葉のカベを解消する』ことに取り組んできました。このたび、日本の中小企業が『言葉のカベ』なく海外とコミュニケーションを取るためのチャットツール『Kotozna laMondo』をリリースしました。近年、日本の中小規模の事業者で世界に目を向ける企業が増えています。そういった企業は、海外からのお問合せに対応したり、海外からの予約を受け付けたり、海外に製品を輸出したりするために、日本語ホームページだけでなく、英語や中国語等の多言語ホームページを作るようになりました。その一方で、お問合せ窓口が入力フォームや連絡先メールアドレスの表示だけのサイトも多く、日本語を話せない海外のお客さまから見ると、問い合わせの敷居が大変高くなっています。
『Kotozna laMondo』はそのような『言葉のカベ』の課題を解消するためのチャットツールです。ローコードでホームページのコードに1行加えるだけで、企業のホームページ上にチャットを開始するボタンが自動生成されるため、コーディング等の専門的な知識は不要です。そこからチャットを開始すると海外の方は母国語で、日本側は日本語でチャットすることができます。不在の場合は、メールアドレスを残していただくと、翻訳済の多言語メールで言語を気にせずにやりとりできるようになります。アフターコロナ、さらに為替が大きく変動する状況下で、多くの企業において海外からの需要を取り込む必要性が増大しています。世界に向けて一歩踏み出す中小企業のために『Kotozna laMondo』が『言葉のカベ』を解消して、成長を下支えする一助となれるよう、努めてまいります」
同社も述べているが、日本製品の海外での再注目や直近の円安を背景に、日本から海外への「越境EC」に取り組む事業者は、より一層増加していくことが予想される。一方、コミュニケーションにおける「多言語対応」は、依然として課題となっている。
同社は、こうした背景をもとに事業者に対して導入コストを抑えながら109言語の多言語対応を可能にするサービスを月額1万円から提供することとなった。ローコードでより手軽に導入でき、コーディング等の専門的な知識は不要な点も特徴で、既に複数社での実証実験を行っているという。越境ECに注目が集まる中、同社のソリューションは、EC事業者にとっても有力な選択肢となりそうだ。