ネットショップ開設者の8割超がSDGsに関心あり、うち7割がSDGsを意識した取り組みを実践【BASE調査】

ECのミカタ編集部

BASE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:鶴岡 裕太)が運営するネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」は、9月25日の「国連でSDGsが採択された日」に合わせて、ネットショップ開設者1,160名を対象に「SDGsに関する意識と実態調査」を実施し、その結果を公表した。

83.1%がSDGsに興味・関心あり

83.1%がSDGsに興味・関心あり

SDGsに興味や関心はあるか尋ねたところ、「はい」が83.1%を占め、圧倒的多数がSDGsに興味・関心を持っていることがわかった。

その他の回答として「いいえ」が11.0%、「SDGsを知らない」が5.9%であった。

予定も含め、関心がある人の7割強がSDGsを意識した商品を販売

予定も含め、関心がある人の7割強がSDGsを意識した商品を販売

「SDGsへの興味関心がある」と回答した968人に、SDGsを意識した商品の販売をしているか聞いた。その結果、「はい」と「今後販売予定」の合計は72.9%だった。

販売している商品のカテゴリは、「ファッション」「ハンドメイド」「食べ物・飲み物」の順で多くなっている。

【販売している商品内容(一部抜粋)】
・SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」を意識して、結婚式で使用したあとは廃棄されてしまうまだ元気な花たちをフローリストがアレンジし直しリユースしている。

・草ストローを販売。植物由来の完全生分解性ストロー、フェアトレードや発展途上国の雇用創出にも貢献。機能面でもシワシワにならず、長期間使用できる。

商品以外のSDGsに関する工夫や取り組みも多数

商品以外のSDGsに関する工夫や取り組みも多数

「SDGsへの興味関心がある」と回答した968人を対象に、販売商品以外で、SDGsに関して工夫や、取り組みをしているか質問したところ、71.7%が「している」と回答。

取り組み内容は、「梱包材」が38.4%、「商品を製作するうえで配慮している」が32.3%であった。

【商品以外の取り組み内容(一部抜粋)】
■梱包材
・過剰梱包にならない様に資材を最低限にしている。
・木を削った鉋屑を緩衝材にしている

■商品を製作するうえで配慮している
・廃棄ロスが出ないように意識している。
・パッケージはFSC認証紙を使用するようにしている

■その他
・コロナで職を失った人材や、経済的に貧しい人を優先して雇用している
・売上の一部を寄付している

ショップの取り組みに対する購入者からの反応は?

ショップが行っているSDGsへの取り組みに対する購入者からの反響は以下の通りだ(一部抜粋)。

・簡易包装でもクレームはゼロ
・ロスフラワーを使った作品だから、社会貢献できてうれしいと言われます。
・届いた梱包材を捨てるゴミが少なく、可愛いデザインなのでiPhoneケースの背面に入れたり、ジュエリータグも保管しているとのお声が多くあります。
・梱包資材のスマート化については、「環境に配慮した姿勢に好感がもてる」などお声を頂いている。(一部抜粋)
・簡易包装で十分であるとお声を頂いております。

本調査から、ネットショップ開設者のSDGsへの関心の高さ、実践度の高さが明らかになった。この結果は、BASEではハンドメイド作家を含むスモールビジネスの出店が多いことと無関係ではないだろう。

アンケートの内容を見る限り、SDGsに配慮した商品の販売やその他の取り組みは購入者にも好評であり、ショップのブランディングにも寄与していると言えるのではないだろうか。

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