Yahoo!ショッピングの広告とは。広告の種類4つや初めての運用におすすめの方法

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ECのミカタ編集部

Yahoo!ショッピングの広告とは。広告の種類4つや初めての運用におすすめの方法

Yahoo!ショッピングの広告を運用し、売上アップを目指したいと考える一方で、広告の種類や効果的な活用方法に悩むEC事業者もいるだろう。今回は、Yahoo!ショッピング広告の種類やメリット、初めての広告運用におすすめな広告について解説する。おすすめの広告を用いた効果的な活用方法も紹介しているでの、マーケティング施策を考える際の参考にしてほしい。

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目次

●Yahoo!ショッピングとは
●Yahoo!ショッピング広告の種類は4種類。それぞれのメリットは?
●初めての広告運用はアイテムマッチ広告がおすすめ
●アイテムマッチ広告を効果的に活用する方法
●まとめ

Yahoo!ショッピングとは

Yahoo!ショッピングとは、ヤフー株式会社が運営する国内最大級のECショッピングモールだ。ヤフー株式会社は2019年5月にソフトバンクの連結子会社となり、同モールでPayPay決済が可能となった。決済方法にPayPayが追加されたことで、若年層の顧客の囲い込みにもつながり、Yahoo!ショッピングは将来性の高いモールとして注目されている。


Yahoo!ショッピング広告の種類は4種類。それぞれのメリットは?

Yahoo!ショッピング広告は4種類に分けられる。効果的な広告運用を行う上で、それぞれがどのような特徴があるのか知っておくことは重要だ。4種類の広告のメリットや運用時のポイントを確認しよう。

バナー・テキスト広告(ディスプレイ広告)


バナー・テキスト広告とは、上記のようにYahoo!ショッピングサイトのトップページや総合ランキング、全検索結果に設けられている広告枠に掲載される広告のことだ。ディスプレイ広告とも呼ばれている。多くの人の目につくところに掲載されるため、圧倒的な集客を見込めるという特徴がある。なお、バナー・テキスト広告は、「通常広告」「販促広告」の2種類に分けられる。

通常広告は、季節などに関係なくトップページや各カテゴリーページに広告の枠が多く用意されている。Yahoo!ショッピング内で、商品やショップの認知度を高めたいときに最適な広告形態といえる。

販促広告は、「お歳暮」や「おせち」など、季節感のある特集を掲載する広告枠が多い。季節限定の商品を掲載する場合にはおすすめの広告形態だ。

<メリット>
広告掲載費用が3万円~と、他の広告形態に比べコストが高いが、入札すれば必ず掲載される。目立つ所に掲載されるため、ショップの認知度が上がるという効果も期待できるだろう。

運用時は、商品のお得なクーポンやポイントアップといった施策などと組み合わせて広告を打ち出すことをおすすめする。ショップに対する集客が高まり商品の売上アップにつながるだろう。

アイテムマッチ広告(ストアマッチ広告)



アイテムマッチ広告とは、ストアマッチ広告とも呼ばれ、同モールにおいてクリックされるごとに広告費が発生するクリック課金型の検索連動広告だ。広告の掲載場所は、上記のように、特定のカテゴリー検索をした際、PCの場合は上位4枠/下位6枠、スマホの場合は上位4枠/下位4枠、アプリの場合は上位2枠/中位2枠に広告が表示される。以前は、「ストアのイチオシ」という表示があったが、現在では順位を変えて表示している。

<メリット>
商品カテゴリーに対しての入札となるため、細かいターゲティングができないが、最低入札価格が10円や15円といった低コストで広告運用できる。運用自体が簡単で、売上が低い商品であっても、検索結果の上位に自社商品を露出可能だ。

運用時は、どの順位の広告枠に商品が表示された場合に、売上につながったのかを把握し、入札価格を設定していくことが大切になるだろう。

ソリューションパッケージ広告


ソリューションパッケージ広告とは、同モール以外に広告を配信する手法で、特定のECショッピングモールで購入するか決めていない顧客へのアプローチに有効だ。例えば、Googleなどの検索エンジンの検索結果ページなどで商品を検索した際に、上記のようにYahoo!モール内で出店している商品が掲載され、Yahoo!ショッピングへ誘導できる。

<メリット>
Googleに掲載する場合は別途審査が必要だが、広告入稿の手間がなく、Yahoo!ショッピング以外からの新規顧客が見込まれる。また、一度Yahoo!ショッピングで自社商品を閲覧した顧客には、一定期間後、再度同じ検索を行った際に「前回、Yahoo!ショッピングで見た商品」+「おすすめ商品」を表示するといった機能もある。

運用時は、配信設定を行ってから2日から2週間程度のタイムラグが発生することに注意が必要だ。長期的な運用を前提に、どの商品を売り出していくか細かい計画をしてから配信を始めるとよいだろう。

PRオプション


PRオプションとは、「販売価格×設定料率(%)」が広告費となる、対象商品が売れた際に料金が発生する成功報酬型の広告だ。設定料率は、出品者が任意で0%から30%の範囲で0.1%刻みで設定が可能。広告掲載場所は、検索結果とカテゴリリストの画面のほか、ショッピングトップと季節促進ページなどに掲載される。

<メリット>
PRオプションの利用状況に応じて特典がつく。特典の内容は、顧客分析や目的、対象に合わせたキャンペーンの配信ができるCRMツールが利用できる。

運用時は、PRオプション以外にも、商品名やキャッチコピーの調整、ストアマッチ広告なども併用して運用を行うことでより効果を得られるだろう。


画像リンクの例 画像リンク

初めての広告運用はアイテムマッチ広告がおすすめ

Yahoo!ショッピングには、前述のように4種類の広告があるが、初めて広告運用する場合は「アイテムマッチ広告」がおすすめだ。理由は、「上下部の専用枠に広告を掲載可能」「低予算でも設定可能」「設定が簡単」の3つの点だ。

アイテムマッチ広告は、アイテム検索を行う際、検索結果ページの上下部に設けられた専用枠に掲載が可能だ。そのため、顧客に注目されやすく、クリックから売上につなげやすい。しかし、入札価格によっては、広告掲載順位が変動するため注意が必要だ。同広告は、低い予算で設定が可能なため、より効果を上げたい商品のみは、他店よりも入札価格を高めに設定しておくといった対策を講じることもおすすめだ。

また、同広告は設定が手軽に行える。掲載したい商品を選び入札するのみで設定が完了するため、初めてでも広告運用が始めやすいだろう。なお、審査等は一切なく掲載されるため、広告運用を試しに行いたいと思っている際も取り入れやすい。


アイテムマッチ広告を効果的に活用する方法

初心者でも手軽に運用可能なアイテムマッチ広告だが、売上につながらないのではもったいない。最後に、効果的にアイテムマッチ広告を運用するための方法を紹介する。

商品画像の完成度を高める


アイテムマッチ広告には、商品のメイン画像が使用されるため、画像の完成度を高めることが重要だ。なぜなら、商品を検討している顧客にとって、商品画像は購買意欲を左右する。顧客がより商品を魅力的に感じるように、画像加工ツールなどを活用するのもよいだろう。

流行を把握して商品を決める


同広告の運用時は、流行を把握して商品を決めることで、広告効果が期待でき売上アップにつながるだろう。世間の流行を把握するために、「Yahoo!ショッピングの関連キーワード」や「Googleトレンド」、インスタグラムやTwitterなどの「SNS」の活用がおすすめだ。

入札単価は最低単価+10円以上に設定する


同広告を設定する際は、入札単価がカギとなる。入札単価を決定する際は、カテゴリーごとの最低入札価格を確認しながら、最低単価+10円以上に設定するとよいだろう。1クリック10円から設定できるといっても、予算が安すぎると広告をかけても効果が出にくいため、設定の基準を意識していこう。


まとめ

まとめ

Yahoo!ショッピングの広告は4種類あり、運用時は、それぞれの広告形態の特徴をつかみ活用していくことが売上向上に不可欠といえるだろう。初めて広告運用する際は、アイテムマッチを取り入れ、Yahoo!ショッピングでの広告運用に慣れていくこともおすすめだ。自社商品の特性に合わせて、今回の記事を参考に広告運用を進めよう。

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