ほぼ日とGlobal-eが契約 「ほぼ日ストア」での買い物体験が向上

ECのミカタ編集部

ほぼ日が、グローバル越境EC向けサービスを提供するGlobal-eと契約

株式会社ほぼ日(以下 ほぼ日)は、自社運営するECサイト「ほぼ日ストア」において、 Global-e社(本社:イスラエル、以下 Global-e)が世界数百社に提供する、D2C越境EC向けサービスを導入することを決定した。

Global-eの導入で変わること

「ほぼ日ストア」がGlobal-eのD2C越境EC向けサービスを導入することで、主に以下の点が変わる。

これにより、「ほぼ日手帳」を含むほぼ日のすべての商品を、海外からでも安心、便利に購入することが可能となるだろう。

◆100種類以上の通貨による価格表示に対応
▷購入に必要な金額が、現地の通貨で確認できるようになる。

◆世界で流通する150以上の決済方法に対応
▷海外の顧客が日常で利用している決済手段で購入できるようになる。

◆関税・税金込みの価格で事前決済が可能
▷配達時ではなく購入時に、関税や税金を含めた価格で決済できるようになる。

「ほぼ日ストア」でのサービス導入背景

今回、Global-eのD2C越境EC向けサービスを導入した背景について、ほぼ日は以下のように述べている。

「ほぼ日が2001年から発売するロングセラー商品『ほぼ日手帳』は、日本だけでなく世界中で愛されており、2022年版は世界156の国や地域で72万部を売り上げ、売上の4割を海外が占めるようになりました。一方、現在ほぼ日の商品を海外から購入いただける場所として、自社ECの『ほぼ日ストア』の他に、中国では『天猫国際(Tmall Global)』に旗艦店を出店し、英語圏に向けては『Amazon.com』や代理店を通じて販売していますが、ほぼ日手帳を中心とした一部商品に限られており、ほぼ日の商品すべてを購入いただける場所は『ほぼ日ストア』のみです。そこで、「ほぼ日手帳」はもちろん、アパレル、日用品、文具など、多様なブランドで展開するほぼ日の商品を海外へ広くお届けしていくために、Global-eのD2C越境EC向けサービスを導入することにいたしました」

自社開発のECサイトにおける導入は国内初

自社開発のECサイトにおける導入決定は日本企業で初となり、サービス提供の開始は2023年9月を予定している。

「ほぼ日手帳」を中心に海外顧客が年々増えている中、それぞれ現地の言語や通貨、決済手段等を使ってより快適に購入できるようになったことは販路、売上拡大に大きく繋がるだろう。そして、今回「ほぼ日ストア」への導入により、他ECサイトへの導入も広まるかもしれない。国内製品を海外へ販売するための、大きな足がかりとなることが期待される。

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