Buyee、Buyee Connectにおいて【クーポン発行機能】の提供開始
tenso株式会社(以下「tenso」または「同社」)は、「Buyee」および「Buyee Connect」の「ダッシュボード」において、「クーポン発行機能」の提供を開始した。
時期や内容を設定してクーポンを発行
BEENOS株式会社(東証プライム:3328)の連結子会社で、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を運営するtensoは、「Buyee」およびタグ設置のみで海外販売可能な「Buyee Connect」の越境ECの購買データを見える化する「ダッシュボード」において、「クーポン発行機能」を2022年10月20日より提供を開始した。
この機能により時期や内容をカスタイズできるクーポンが発行可能となる。同社は、W11(ダブルイレブン)やブラックフライデーといった各国のセールイベントに合わせ、ターゲットエリアに向けて最適なタイミングでクーポン発行が可能となり、データ分析から販売促進まで一気通貫で海外マーケティングが実施できるようになるとしている。
クーポン機能の概要
◆クーポン発行機能について
・サイト側が実施したいタイミングと内容でクーポンの設定・発行が可能に
∟割引幅を金額・パーセンテージなどで自由に設定可能
∟クーポンの有効期限も自由に設定可能
∟初回割引などのクーポン内容も自由に設定可能
・「ダッシュボード」の導入サイトのクーポン発行は回数無制限で無料
・クーポン実費のみ負担
◆設定可能な内容
クーポンの名称、割引対象、割引金額/割合、発行期間、利用期間、利用者数
例:購入サポート手数料300円オフ、商品オフ(%引きor◯円引き)、国際配送料オフ(%引きor◯円引き)
※「クーポン発行機能」は「ダッシュボード」を申込しているサイトで利用できる。
※「ダッシュボード」はオプションで利用できる。
BuyeeおよびBuyee Connectサービスの概要
「Buyee」は、330万人以上の会員数を抱えリピーターも多いサービスだ。北米やヨーロッパ、アジアへ向けた独自の物流サービスによる国際配送料の安さ、一律300円/オーダー毎の明朗かつ割安な手数料で、海外の顧客が少ない負担で日本の商品を購入できる仕組みを提供している。また「Buyee」では、越境ECにチャレンジする企業様をサポートするキャンペーンを定期的に開催し、日本の企業の越境ECでの流通拡大に貢献できるように支援している。
「Buyee Connect」は、タグ設置のみで自社ECサイト上に海外専用カートを開設することができる海外向けの購入サポートサービスで、従来の「Buyee」よりも手軽に海外対応が可能だ。連携により、海外の顧客が連携サイトにアクセスした際にサイト上に海外専用カートが表示され、顧客は海外専用カート上の表示言語を、日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・インドネシア語・タイ語・韓国語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語から選択することができる。
商品選定後、海外専用カートで注文へ進むボタンを押すと、Buyee上で決済手続きができ、海外では主流のPayPal、Alipay、VISA、Master、JCB等の国際ブランドクレジットカードや銀聯クレジットカードといった決済方法も利用することができる。さらに、Buyeeが海外発送手続きや多言語での問合せサポートなどを行う。これにより、海外の顧客は日本のECサイト上で商品を選定できるようになるほか、日本のECサイト事業者様の商品登録の手間を軽減し、より手軽に海外対応を実現できる。
一気通貫で海外マーケティングの実施が可能に
公表に際して同社では次のように述べている。
「BEENOSグループではECサイトの越境化にとどまらず、海外向けプロモーション設計やKOL活用、海外向け広告/SNS運用、現地イベント開催など、越境EC導入後の流通の伸長をマーケティングでも支援してきました。その一環として、『ダッシュボード』を2022年4月より提供開始し、日本企業の海外マーケティングにご活用いただいています。今回、購買傾向の分析にとどまらず、その後の販売促進のアクションまで一気通貫で行える『クーポン発行機能』を10月20日より提供開始しました。『Buyee』、『Buyee Connect』では定期的にクーポンキャンペーンを行っており、2021年のブラックフライデーキャンペーンでは購入金額が24%以上増加、2022年1月のNEWSHOPキャンペーンでは、購入金額が3.4倍以上に拡大しました。そのノウハウを活用し2022年2月に試験的に複数のサイトでクーポンキャンペーン施策を実施いたしました。キャンペーン実施サイトでは平均して購入金額が27%増加しました。
グローバルなEC運用において、W11や618セール、ブラックフライデーなどの大型セール期間に各EC店舗は一斉に販売促進を行うのが主流となっています。また、台湾では主要なECモールが定常的にクーポンなどのキャンペーンを行っているため、キャンペーンの有無で購入の意思決定をする消費者が多く見られます。今回の『クーポン機能』によって、グローバルのセール期間や、ターゲットエリアの商習慣に合わせた販促企画を行うことが可能となります。また、『Buyee Connect』は国内向けECサイトにタグ設置で海外販売可能になるため、日本のセール期間と各国のセール期間のタイミングが合わない場合でも、本『クーポン機能』を活用することで、海外の販売促進を手間なく行うことができます」
Buyeeは、前述のように日本企業の越境ECをサポートする購入サービスだ。海外販売の障壁となる「言語」「決済」「物流」の問題を解消し、サービス利用料も0円から対応可能となっている。
Buyeeを導入することで、一括で世界118ヶ国/地域に販売でき、さらに2020年より新サービス「Buyee Connect」を提供開始し、タグ設置のみで自社のECサイト上に海外専用カートを開設することができるようになり、より手軽に越境ECがスタートできるようになった。
そして今回、Buyee Connectにおいて「ダッシュボード」をアップデートして「クーポン発行機能」が加わったことにより、データ分析から販売促進まで一気通貫で海外マーケティングの実施が可能になり、同社の越境EC展開支援がさらに加速することになりそうだ。