シフトセブンが通販サイト統合管理サービス「EC-do Light」を発表

ECのミカタ編集部

小規模事業者向けの通販サイト統合管理サービス「EC-do Light」を発表

株式会社シフトセブンコンサルティング(以下、シフトセブン)は、小規模事業者向けの通販サイト統合管理サービス「EC-do Light(読み:イーシードゥ ライト)」の提供を2022年11月9日より開始した。

「EC-do Light」概要

「EC-do Light」はシフトセブンが「ふるさと納税do」で長年培ってきた「ふるさと納税ポータルサイト一元管理」や「返礼品管理」のノウハウを応用した通販サイト統合管理サービスである。

現在は「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」その他に対応しており、今後も随時通販モールを追加予定としている。

◆主な特徴

▷各通販サイトや通販モールからの受注データ取込機能

▷「ピック&デリバリー(※1)」との連携(出荷指示データ自動連携機能、出荷実績データ自動連携機能など)

▷トータルピッキングリスト印刷機能

▷受注データ検索機能・データ確認機能

▷配達状況自動取得機能 など

▷初期費用不要・月額9,800円〜

(※1):受注から出荷までの作業工程のうち、半分の作業工程(帳票発行、シングルピック、梱包、出荷)を代行する「梱包・出荷代行」サービス

受注から出荷までにおける業務課題

シフトセブンは寄付受付や返礼品発送、控除関連まで一括管理可能なふるさと納税業務システム「ふるさと納税do」を1000自治体へ提供しており、ふるさと納税業界において導入シェアNo.1である。

各自治体は複数のふるさと納税ポータルサイトから寄付を集約、返礼品ごとに事業者へ出荷指示を出し、返礼品事業者は出荷結果を自治体へ報告するといった、通常の通販に近い業務プロセスがあり、「ふるさと納税do」はこうした返礼品処理を効率化する様々な機能を搭載している。

通販においても、通販事業者が売上拡大を狙うには、自社サイトの他に楽天市場やAmazon等複数の通販モールに出店、集客を行う多店舗展開が必要であり、この作業はふるさと納税における自治体の業務プロセスに類似している。

しかし受注から出荷までの処理については、通販モールごとの管理画面を開いて操作しなければならず、操作習熟や商品管理に手間がかかる側面があった。これらを解決するツールは既に存在しているものの、小規模通販事業者にとってコスト負担が大きな課題であった。

フロント業務にリソースを集中

前述した課題に対し「EC-do Light」は、初期費用不要の月額9,800円から利用可能にするなど、小規模通販事業者でも導入できるよう価格を設定した。

さらにヤマト運輸「ピック&デリバリー」とのデータ連携により、各通販モールから受注データを取り込み、出荷物をヤマト運輸へ引き渡すだけで、帳票作成から梱包・出荷までを委託可能となる。

売上拡大に比例して手間がかかる出荷作業を省くことで、モール管理や顧客対応など、通販におけるフロント業務にリソースを集中することができる。事業の大小に関わらず、効率的な出荷作業が行えることは、これまで以上に広い地域の特産品が流通することに繋がるはずだ。今後、さらなる対応モールの拡大が期待されるだろう。

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