ObotAI、越境ECでも使える【翻訳チャット】の提供を開始
株式会社ObotAI(東京都港区、代表取締役社長:北見好拡、以下「ObotAI」または「同社」)は、「翻訳チャット」の提供を開始した。
言語に関する課題を解消
ObotAIは、多言語でのスムーズなコミュニケーションを実現できるツール「翻訳チャット」の提供を開始した。「翻訳チャット」は、ユーザー(主に外国人)が自国の言葉でメッセージを送ると、オペレーターが利用する画面にて日本語に翻訳した内容を確認することができ、それに対して返信する場合には「日本語でメッセージを作成するだけ」で相手には自国の言葉で表示されるものとなっている。
同社は、これにより多様な言語に対して即座に対応ができ、タイムラグのないコミュニケーションをとることが可能となるとしており、その上で世界に向けてビジネス展開をする人のために、言語に関する課題を解消し、事業の成長をサポートする方針とのことだ。
翻訳チャットの概要
同社がまとめる翻訳チャットの概要は次の通りだ。
◆日本語で返信できる
相手には自動的に自国の言葉で表示されるので、言葉に関するストレスを軽減できる。
◆WebチャットやLINEでも利用が可能
Web上に表示されたチャット画面やLINEでも利用することができ、業務品質向上と効率化の実現が可能となる。
◆言語によって最適な翻訳を提供
翻訳チャットでは「DeepLの翻訳API」と「GoogleAPI」を使用しており、言語によって最適な翻訳エンジンを切り替えて使う。
越境ECでも威力
同社は、翻訳チャットのリリース背景として次のように述べている。
「現在、急成長している日本国内から海外へ商品を販売する『越境EC』や、インバウンド再開により活気が戻ってきているインバウンド施設、及びベトナムを初めとした外国人労働者の急増など、世界に向けてビジネスを行う事業者が増えています。その一方で、多言語対応のコミュニケーションは依然として課題となっています。多言語対応ができる人員の雇用にかかるコストや、業務を覚えてもらうまでの研修など、事業者側にかかる負担も大きく、なかなか改善できないというお悩みがあります。ObotAIでは、そんなお悩みを解決すべく、インストール不要で誰もが簡単に使える『翻訳チャット』をリリースしました」
このように「翻訳チャット」は、ビジネスシーンにおいての多言語でのコミュニケーションを、より手軽に実現できるツールとなっている。ユーザーがチャット上で自国の言葉でメッセージを送ると、オペレーターが利用する画面にて、日本語に翻訳した内容を確認できる。また、メッセージを返す場合も同様に、日本語でメッセージを作成するだけで、相手には自国の言葉で表示される。
これにより、今まで翻訳に要していた時間やストレスを解消し、タイムラグのない円滑なコミュニケーションをとることが可能だ。近年、市場が拡大している越境ECや、外国人観光客を受け入れているインバウンド施設などでの多言語による問い合わせ対応や、外国人労働者を採用している企業での社内向けヘルプデスクとしての活用など、ビジネスにおける様々なシーンで活用が広がりそうだ。