ShopifyにおけるBtoB向け決済アプリ 「NP掛け払い」を提供開始
株式会社ネットプロテクションズ(以下:ネットプロテクションズ)は、世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォーム「Shopify」において、BtoB取引向けの後払い決済サービス「NP掛け払い」を11月30日より提供開始したことを公表した。
Shopifyにおける「NP掛け払い」提供概要
「NP掛け払い」とは、ネットプロテクションズが企業(売り手)と企業の顧客(買い手)の間に入り、買い手への与信、請求書発行、代金回収などの決済業務を請け負い、未回収リスクを保証する決済代行サービスである。
2022年現在「NP掛け払い」の年間取扱高は979億円、年間利用社数46万社と「日本で8社に1社が使っている決済(※1)」となっている。
2022年11月30日よりShopifyアプリストアに「NP掛け払い」が掲載され、Shopify利用店舗は「NP掛け払い」を決済手段として導入することが可能となった。
◆「NP掛け払い」を導入する主なメリット
▷売り手は決済・請求業務をまるごとDX化し、かつコア業務に集中できる
▷未回収リスクを保証することで経営基盤の安定化を図る
▷従来の信用機関に依存しない独自の与信審査によって個人事業主に対しても与信通過率99%(※2)と柔軟に掛け売り提供可能
▷買い手は掛け払いを利用することでキャッシュフローの改善が期待できる
(※1)日本企業数359万社(経済産業省が発表した「2019年版中小企業白書」を参照)と当社実績(41万社)をもとに算出
(※2)2022年3月31日時点。
日本の商習慣に即した体験を提供
今回の「NP掛け払い」提供開始にあたり、Shopify Japan株式会社の太原 真氏は以下のように述べている。
「ネットプロテクションズ社が提供する『NP掛け払い』をShopify上の決済アプリとして提供開始することで、日本のEC事業者および請求書払い利用者に対して、より日本の商習慣に即した体験を提供することを期待しています。特に、回収リスクなく請求書払いを提供できる点で、非常に便利なサービスになると考えております」
これまで「Shopify」には、日本のBtoB商習慣上、重要な役割を担う請求書払い機能がなかったため、利用店舗から日本の商習慣に合わせたBtoB取引向けの決済手段を利用したいというニーズが増加していた。こうした背景から「Shopify」は、すべての人のためにコマースをより良くし、あらゆる場所にいる消費者に優れたショッピング体験を提供すべく、「NP掛け払い」を国内初のBtoB向け決済機能としてアプリストアへ導入することとなった。請求書払いは、日本国内企業の約9割が利用していると言われている。今回の「NP掛け払い」の提供は、多くの事業者にとって利便性の高いソリューションとなることが期待できるだろう。