FaceBook広告の適切な画像サイズは?入稿規定から作り方まで徹底解説

ECのミカタ編集部

FaceBook広告の適切な画像サイズは?入稿規定から作り方まで徹底解説

FaceBookは世界中で利用されており、アクティブユーザーが23億人を超えるほどのSNSです。日本国内においてもアクティブユーザーが多く、TwitterやInstagramと並ぶプラットフォームとして知られています。FaceBookは広告媒体としても注目されており、FaceBook広告を利用する企業も少なくありません。FaceBookの広告にはいくつかの種類がありますが、自社にあった広告を入稿することでFaceBookユーザーに対して集客や販売の促進が可能です。この記事では、FaceBook広告の種類、入稿規定や画像のつくりかたについて紹介します。

FaceBook広告の種類

FaceBook広告には、以下の4種類があります。

●バナー広告
●カルーセル広告
●コレクション広告
●スライドショー広告

広告の種類によって、出稿場所や達成できる目的が異なります。そのため、目的に合わせた広告を選ぶことが重要です。また、出稿にあたり必要な素材やフォーマットも種類ごとに決められています。それぞれどのような広告なのかを理解したうえで、商材や目的に合った広告を運用するようにしましょう。

バナー広告


バナー広告は、基本的に広告のタイトル・1枚の画像・短いテキストで構成されており、ブランドや商品の直接的な宣伝に適しています。画像のインパクトが強いため、視覚に訴えかける商品を宣伝したいときには効果的といえるでしょう。

カルーセル広告


カルーセル広告は、写真や動画を最大10枚掲載できるため、ストーリーを組み立てられる点が特徴です。企業やブランドの認知度を高めることを目的としたブランディング広告に適しており、認知拡大に効果的な手法です。

また、複数の素材を用いて訴求できることから単独商品だけではなく、シリーズやライン全体のプロモーションにも活用できます。

コレクション広告


コレクション広告は、メイン広告と商品カタログの形式で訴求できる点が特徴です。メイン広告にはブランドの象徴となるような人気商品を掲載しておき、商品カタログでその他の商品を紹介する手法が可能です。

単独の商品を掲載する場合に比べて訴求の幅が広がるため、より多くのニーズに応えられるでしょう。

スライドショー広告


スライドショー広告は、複数の画像や音楽を入れられる広告です。カルーセル広告と同様、ストーリーテリングのような手法を用いた広告との相性がよく、情報量の多さが魅力です。

また、動画広告のような訴求ができるにもかかわらず、動画を制作する場合に比べると、クリエイティブの制作にかかる費用や工数を抑えられます。

FaceBook広告画像の要素

FaceBook広告画像には、以下の3つの要素があります。

●アスペクト比
●画像サイズ
●文字数

上記の要素をうまく駆使することによって、よりユーザーに刺さりやすい広告画像を制作できます。

また、広告の種類によってアスペクト比や画像サイズの推奨値が指定されているケースも少なくありません。
以下では、それぞれの要素について解説します。

アスペクト比


アスペクト比とは、画面比率のことです。たとえばパソコンとスマートフォンではアスペクト比が異なるのはもちろん、スマートフォンどうしであってもデバイスによってアスペクト比が違います。

画像サイズ


FaceBook広告の画像サイズとしては、1080×1080ピクセルがおすすめです。画面に大きく表示されればされるほど、ユーザーの目にとまるでしょう。そのため、デバイスや配置によって表示は変わるものの、正方形である1080×1080ピクセルで表示するのがおすすめです。

文字数


広告に掲載できる文字数は決まっています。文字数が多すぎると、視認性に欠けた広告として配信量が制限されてしまうこともあるため、注意が必要です。

目安として画像面積全体のうち、20%を超えると制限がかかってしまうため、掲載する前にはFaceBookが提供している「画像テキストチェック」を利用して調べてみることをおすすめします。

FaceBook広告の推奨画像サイズ

FaceBook広告の画像には、推奨のサイズがあります。さらに推奨サイズには一つだけではなく、いくつかのパターンがあるため、出稿する広告の種類によって使い分ける必要があるでしょう。

以下では、FaceBook広告画像として推奨されているサイズについて紹介します。

1.91:1(1,200×628)


1.91:1(1,200×628)は、FaceBookの右側広告枠の推奨サイズです。また、FaceBook検索結果やFaceBookインスタント記事にも使えるサイズとなっているため、FaceBook広告においては汎用性の高い画像サイズといえます。

さらに、GoogleやYahoo!のレスポンシブディスプレイ広告でも同じサイズの広告が利用できるため、複数の広告チャネルを活用する際にも役立つサイズです。

16:9(1,920×1,080)


16:9(1,920×1,080)は、FaceBookインストリーム動画の推奨サイズです。一般的なモニターサイズにも用いられているアスペクト比であり、ユーザーにとっても見慣れたサイズといえます。

1:1(1,080×1,080)


1:1(1,080×1,080)は、さまざまな広告チャネルを活用するうえで、もっとも使い勝手のよいサイズです。リサイズをすればほかの広告プラットフォームでも素材として利用できるほか、FaceBook広告においてもほぼすべての種類で出稿できます。

ただし、FaceBookインストリーム動画には正方形サイズの広告画像を利用できない点に注意しましょう。

4:5(1,080×1,350)


4:5(1,080×1,350)は、FaceBookフィードやFaceBookMarketplaceで推奨されている画像サイズです。Instagramのフィードにおいても利用できるサイズであるため、FaceBookとInstagramのフィードに展開していく際に役立つでしょう。

9:16(1,080×1,920)


9:16(1,080×1,920)は、FaceBookストーリーズ・Instagramストーリーズ・Messengerストーリーズなどで推奨されている画像サイズです。カルーセル広告においても最適サイズとされており、FaceBook広告を運用する際に用意しておくべきサイズの一つです。

FaceBook広告の入稿規定

FaceBook広告には、入稿規定があります。画像サイズや推奨される文字数の上限についてなど、入稿規定をしっかり把握しておくようにしましょう。なお、クリエイティブが規定を満たしていない場合には配信を制限される可能性もあるため、注意が必要です。

以下では、それぞれの広告の入稿規定について解説します。

画像広告


画像広告については、テキストの文字数が定められています。メインテキストは125文字以内と決められているほか、見出しは40文字以内、説明は30文字以内とそれぞれ縛りがあります。そのため、文言としては短いながらも、ユーザーの興味を引けるようなテキストを考える必要があるでしょう。

動画広告


動画広告も基本的には画像広告と同様の規定が設けられています。メインテキスト・見出し・説明文のそれぞれについて文字数が制限されています。クリエイティブとしては大きな差がないため、どちらか片方を使い慣れたら、もう片方も簡単に作成できるでしょう。

カルーセル広告


カルーセル広告の場合、メインテキストが125文字以内、見出しが40文字以内と設定されており、画像広告・動画広告と変わりありません。ただし、説明文は20文字以内となっています。20文字以上になったとしても掲載できますが、途中で文章が途切れる可能性があることは覚えておきましょう。

FaceBook広告用画像の作り方

FaceBook広告用画像の作り方は、そこまで難しいものではありません。注意するべきポイントに気を付けて、手順通りに進めるだけで広告掲載が可能です。

以下では、FaceBook広告用画像の作り方について解説します。

バナーに入れる要素を洗い出す


はじめにしなければならないのは、バナーに入れる要素を洗い出すことです。バナーに入れる要素としては、主に以下の5つです。

●バナーの色
●キャッチコピー
●画像
●ロゴ
●CTA

上記の要素については、クリエイティブを制作する前の時点で詳しく書き出しておくことが大切です。はじめに洗い出しておかなければ、後になってちぐはぐになったり、広告を作るときに時間がかかったりするためです。

また、上記であげた要素のほかにも必要と思われる要素があれば、すべて書き出しましょう。クリエイティブに必要な要素は、出稿する場所や出稿の目的によっても異なります。

ただし、要素の数が多すぎると、広告の訴求が伝わりにくくなってしまうのも事実です。広告を目にしたユーザーにシンプルに伝わるよう、要素の数はできるだけ絞った方がよいでしょう。

要素ごとの優先度をもとにレイアウトを組む


要素ごとの優先度をもとにレイアウトを組むことも重要なポイントです。優先するべき要素は、もっともユーザーに伝えたいことです。優先度の高い要素から順番に張り付けていくことで、伝えたいことを優先的に知ってもらうことができるでしょう。レイアウトにうまくメリハリをつけて、優先したい要素が一番目立つように配置します。

また、背景に使う画像にもこだわるようにしましょう。テキスト・ロゴ・キャッチコピーなどの要素が優れていても、画像に魅力がなくては広告を見てもらうことができません。商品やサービスの魅力を、最大限に引き出せる画像や素材を用意してみてください。

なお、全体のレイアウトをそろえるようにしましょう。レイアウトが崩れているとちぐはぐな印象を与えやすく、広告としての魅力が減ってしまいます。

フォントやカラーのトンマナを合わせる


フォントやカラーリングをそろえて、ブランドとしてのトンマナを合わせることで、全体の統一感を出すことが可能です。ばらばらになって統一感がなくなってしまうと、ユーザーとしても何が言いたいのかわからなくて混乱してしまうでしょう。

ブランドとしてのイメージを大切にし、一目でわかるレイアウトにすることが重要です。

背景や文字を装飾する


文字や背景に装飾をつけることによって強調したい部分にメリハリを付けられます。全体として見やすく、どのような商品・サービスを提供したいのかが一目でわかるデザインが理想です。

また、装飾のデザインを選ぶ際には、ブランドイメージを連想させるようなものを選ぶようにしましょう。好みの色やデザインを選ぶのではなく、ブランドとしての統一感や雰囲気をイメージしたうえで、しっかりとした意図をもって選ぶことで、より訴求力を高めることが可能です。

まとめ

FaceBookの広告は、入稿時の規定も多く、クリエイティブの準備には苦労する面もあるかもしれません。しかし、プラットフォーム上のアクティブユーザーも多く、それだけ多くのユーザーに見てもらえるチャンスでもあります。

そのため、画像・キャッチコピー・ロゴにしっかりこだわって、だれもが魅力的と思える広告を出すようにしましょう。ユーザーにとって魅力的に映る広告を制作するには、ユーザーの悩みやニーズを理解したうえで、どのような商品を求めているかを意識することが重要です。

ユーザー視点に立ちつつ、求められている方向性に沿って訴求できるよう、クリエイティブを制作できるとコンバージョンにつながりやすくなるはずです。


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