Anyflowとスマレジが資本業務提携 サービス連携による協業を開始

ECのミカタ編集部

Anyflow、クラウドPOSレジを提供するスマレジと資本業務提携

「Anyflow Embed」を提供するAnyflow株式会社(以下:Anyflow)は、クラウドPOSレジ「スマレジ」を展開する株式会社スマレジ(以下:スマレジ)と資本業務提携を締結し、複数サービスの連携における協業を開始したことを公表した。

スマレジサービスとのAPI連携

国内の多くのSaaS事業者では、顧客からのAPI連携ニーズが日々高まる一方で、十分な開発工数をAPI連携に割くことができないという課題を抱えている。Anyflowでは、このような課題を解決すべく、開発工数の大幅な圧縮とAPI連携の高速リリースが可能となるSaaS事業者向け組み込み型iPaaS「Anyflow Embed」を独自開発し、上場企業や急成長スタートアップ等のSaaS事業者向けにサービスを提供してきた。

今回の資本業務提携に伴い、スマレジはAnyflowに資本参加することとなる。このことにより「Anyflow Embed」を活用した「スマレジ」における他サービスとのAPI連携が実現した。現在は主に、以下の内容における連携が開始している状況だ。

◆「スマレジ」と他ECサイト間における商品情報、受注情報、在庫情報のリアルタイム連携

◆「スマレジ」とGoogle Sheets間の連携

API連携の発展に貢献

今回の資本業務提携に関する両社のコメントは、それぞれ以下の通り。

◆株式会社スマレジ 代表取締役 山本 博士氏

「複数のシステムやサービスを簡単に繋いだり外したりできる。これは業務システムの常識になりつつあり、Anyflow社の取り組みはスマレジアプリマーケットと非常に相性が良いと感じています。本提携を最速で進め、最高のサービス提供を実現して参ります」

◆Anyflow株式会社 代表取締役CEO 坂本 蓮氏

「Anyflowは、APIを活用し人の時間を創るためのプロダクトラインナップを提供しています。スマレジ社は、積極的にAPIの推進を行っているリーディングカンパニーであり、今回の資本業務提携を非常に嬉しく思います。Anyflow Embedを通じ、スマレジ社のAPIを用いたエコシステムの発展にお力添えさせていただきます。今回の資本業務提携により、Anyflowのさらなる機能強化を目指し、国内におけるAPI連携の発展に貢献していきたいと考えています」

Anyflowは、今回の資本業務提携をきっかけとして、「スマレジ」のAPI連携を推進するとともに、「Anyflow Embed」のさらなる機能強化と提供拡大を目指すとしている。前述したように顧客からのAPI連携ニーズは日々高まり続けているが、十分に応えられていない事業者も多いはずだ。今回のAnyflowとスマレジとの業務提携は、このような課題を解消するための足がかりとなることが期待されるだろう。

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