ECで使える延長保証『proteger』提供のKivaが特許を取得

株式会社Kiva（本社：東京都中央区、代表取締役社⻑：野尻航太、代表取締役：磯崎裕太、以下「Kiva」または「同社」）は、組み込み型保証システムの特許を取得したことを公表した。

「組み込み型保証システム」で特許取得

保証サービス「proteger（プロテジャー）」を提供するKivaは、同社が開発した組み込み型保証システムの特許を取得したことを公表した。protegerは、ECサイトに最短即⽇で延⻑保証を提供するサービスだ。同社によれば、protegerの平均保証加⼊率は32%と、約3⼈に1⼈が加⼊していることになる。

また同社は、延⻑保証導⼊後の対象商品におけるCVR（Conversion Rate＝顧客転換率）は1.4倍向上しており、延⻑保証が新規購⼊の障壁を下げるとしている。さらに、同社で回収した破損商品は廃棄せず修理やリユースがされる。「より良いものを⻑く使う、サステナブルな延⻑保証」としており、提供保証数は5万点、修理パートナーは国内400拠点にまで拡⼤しているという。

気軽に保証サービス利用できるように

公表に際して同社では次のように述べている。

「昨今、顧客体験の向上を⽬的として延⻑保証サービスを導⼊するEC事業者さまが増えている⼀⽅で、延⻑保証サービスの管理・運⽤の⼿間がかかってしまうのが課題でした。また、エンドユーザー側にも⼤きな課題があり、保証サービスに加⼊する際の⼿続き、実際に破損してしまった際の申請など、時間と⼿間がかかるものでした。そこでprotegerでは、双⽅の負担を減らし、気軽に保証サービスを活⽤して欲しいという思いから簡単に管理・運⽤、申請⼿続きなどができるようシステム開発を進めてまいりました」

同社も述べているように、保証サービスは、顧客満足度の向上の上からも、ECショップにおいて、可能であれば導入が望ましいもののひとつだろう。一方で、コスト面や業務面での負担から、その活用は、一般的に必ずしも進んでいるとは言えない。同社の延長保証は、こうした課題に対応したものであり、アイテムを取り扱うECショップのビジネスを保証サービスの面から後押しすることになりそうだ。