ecbeingがO-PLUXと連携、短期間・低コストで不正注文検知が可能に

ECのミカタ編集部

ecbeing (本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:林雅也、以下「ecbeing」または「同社」)は、かっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO : 岩井裕之、証券コード:4166、 以下「かっこ」)が提供する「O-PLUX」との連携を開始した。

ECをより安全に

ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」を提供するecbeing社は、かっこ社が提供する不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」との連携を開始した。

ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」は、1999年のサービス販売開始以来、大手や中堅企業を中心に1500サイト以上の導入実績があるECのパッケージシステムで、国内トップクラスシェアを誇る総合ソリューションとなっている。

かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスで、導入実績は20,000サイト以上となっている。

連携の概要

連携の概要

同社がまとめる連携の概要は次の通りだ。

「ecbeing」と「O-PLUX」の機能連携を活用することで、クレジットカードの不正利用や悪質転売等について、シームレスな対策を短期間かつ低コストで導入することが可能となる。

「O-PLUX」の特徴として、3Dセキュアなどの本人認証やセキュリティコードなどの券面認証のように購入者へ情報入力を求めるようなものではなく、「属性行動」や「配送先」などの注文情報から不審な点がないかリアルタイムで解析し判定するため、購入者への購入プロセスに影響を与えず、かご落ちのリスクを抑えることも可能としている。

また、転売を目的とした大量購入や買い占め行為をはじめ、初回限定品やサンプル商品を転売目的で大量に不正購入する行為に対しても対策がされているため、転売による本来の購入者からのクレームやブランドイメージ低下を未然に防ぐことにも寄与する。

最新の不正注文にも対応

公表に際して同社では次のように述べている。

「一般社団法人日本クレジット協会発表の『クレジットカード不正利用被害額の発生状況』によると、2021年のクレジットカード不正利用による被害額は330億円余りに上り、過去最多となりました。2022年も1月から3月末までの被害額が100億円余りに達し、過去最多のペースとなっています。そのような状況下において、かっこが提供する『O-PLUX』では、ECサイト運営における、『クレジットカード不正』『悪質転売』『後払い決済での未払い』等の様々な不正注文の手口に対し、独自のデータサイエンス技術とノウハウ、日々大量の注文データを審査することで最新の不正注文の手口にも対応することが可能となっています。弊社としては今回の連携により、ECの不正注文への対策が強化され、ECサイトを運営する事業者が今まで以上に安心して運用いただける環境を提供していけると考えております」

同社も述べているように、ECの決済手段として欠かせないクレジットカード決済における被害が増加している。それだけでなく不正や悪質な転売、後払い決済における未払いなどの問題も繰り返されているのが現状だ。今回、ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」、不正注文検知サービス「O-PLUX」との連携を開始したことで、短期間・低コストでの不正注文検知が可能になり、より安全なEC環境の構築支援が、さらに加速することになりそうだ。

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