トランスコスモス、アジア向け越境EC支援でライブコマースサービスを開始

ECのミカタ編集部

トランスコスモス株式会社(代表取締役共同社長:石見浩一、牟田正明、以下「トランスコスモス」または「同社」)は、マレーシアおよびシンガポール向けの越境ECサービスにおいて、ライブコマースの提供を開始した。

テストマーケティングにも活用可能

トランスコスモスは、マレーシアおよびシンガポール向けの越境ECサービスにおいて、事前調査や顧客獲得を目的としたライブコマースの提供を開始した。同社は、越境EC展開において、現地での取扱登録・免許が必要な化粧品などの商品でも登録なしで販売ができ、大幅な投資が不要のためテストマーケティングにも活用することが可能だとしている。

同社は、中国・韓国・ASEANを中心とした世界46の国と地域の消費者に、顧客企業の商品を届けるグローバルECワンストップサービスを提供してきた。そのひとつである越境ECサービスにおいて、まずはマレーシアとシンガポール市場向けのライブコマースサービスの提供を開始したことになる。

アジア・ASEANでの展開を総合的に支援

アジア・ASEANでの展開を総合的に支援

トランスコスモスは、ベトナム・フィリピン・タイ・マレーシア・インドネシアにオペレーション拠点を展開し、現地市場向けにコンタクトセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供。EC支援サービスでは、顧客企業の海外進出状況や現地戦略にあわせて現地市場での展開を支援している。

具体的には、テストマーケティングを含めてクイックスタートできる越境EC、トランスコスモスがインポーターとして現地での販売を行う販売代理店をつなぎ、すでに現地でEC展開している顧客企業にはECワンストップサービスを提供し、顧客企業の現地市場での展開を総合的にサポートしている。

アジアでも熱度を増すライブコマース

アジアでも熱度を増すライブコマース

公表に際して同社では次のように述べている。

「ライブコマースは、テレビショッピングのようにBefore & Afterが実際に見せられる商品は売上につながりやすいのが特徴です。また、ライバーに対して直接質問することができるため、ブランド・商品理解を深めるためのマーケティングや、実際に商品の売上拡大を目指す販売チャネルとしての活用が可能です。トランスコスモスのASEAN向けECサービスでは、現地ECサイトでの販売、越境EC支援に加え、現地の実店舗との販売連携によるOMO推進、免税インフライトチャネル支援、ソーシャルメディアマーケティングなど、オンラインとオフライン、デジタルマーケティングの融合により、お客様企業のブランド認知向上と売上拡大に貢献しています」

ライブコマースとECは相乗効果が期待でき、ライブ感あふれ、インタラクティブな販売手法によって、SNSなどでの情報の二次拡散・三次拡散の他、顧客とのロイヤリティ醸成の面でもアドバンテージがある。

同社はまた、ライブコマースサービスでは、まず顧客企業のブランドや商品イメージに合ったライバーを提案し、特に女性をターゲットとしているライバーが多く、より認知度向上と売上につながるチャネルでのライブを企画。最短で、提案から約2ヶ月で実施することが可能だとしており、同地域における越境EC展開支援がさらに進化することになりそうだ。

ECのミカタ通信23号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事