仕入れの専門EC【ETONET】が大幅リニューアル
株式会社エトワール海渡 (東京都中央区⽇本橋⾺喰町1-7-16、以下「エトワール海渡」または「同社」) は、同社の仕入れ専用のオンラインストア ETONETをリニューアルオープンした。
進化する仕入れ専用EC
ファッション衣料から雑貨、食品に至るまで幅広い商品を扱う総合卸商社エトワール海渡は、リアルとデジタルが融合した新たなワンストップ卸の実現を目指し、仕入れ専用のオンラインストア ETONET(エトネット)を2023年1月16日リニューアルオープンした。
エトワール海渡は、2006年に仕入れ専用のECサイトを開設。その後、2012年に「ETONET」としてスタートした。「衣・食・住」に関わる商品を国内外の多業種の小売店に向け、ファッション・雑貨・服飾雑貨・美容・インテリア・食品・トレンド商品など、幅広いカテゴリーの商品を提供している。なおETONET閲覧にはエトワール海渡の会員登録が必要となる。
ETONETリニューアルのポイント
同社がまとめるETONETリニューアルのポイントは、次の通りだ。
◆操作性・表示速度の向上
UI(ユーザーインターフェイス「接点」)UX(ユーザーエクスペリエンス「体験」)を見直し、HOME画面イメージの刷新、直感的に操作できることを意識し、特に仕入れフローにおけるデザイン見直しから操作性の向上を図った。また、ページ表示速度のスピードアップ、素材や風合いを感じることができる精度の高い拡大画像を掲載できるようになった。
◆検索・レコメンド機能の搭載
高性能な検索エンジンの導入と、購買動向、関連商品(組み合わせ)や類似商品(色・素材・形)に合わせたレコメンド機能の新たな搭載により、小売店のニーズに対応する商品を提案。今後はAIの搭載から顧客情報、仕入れ情報が増えるほどに顧客のショップを学習し、提案の精度を上げる機能を進化させる。
◆情報コンテンツの充実化
オンライン上でも人と人とのつながりが感じられる売場づくりや、新たな商品との出会いを創出する。作り手の想い・モノづくりに対するこだわりや強みの背景を伝える場として、「今、なぜ、この商品を提案するのか?」といった情報を、同社スタッフの言葉で小売店に届ける役割をブログ機能で実現。ブロガーをカテゴリー別に配置し、同社バイヤーを通してサプライヤーのモノづくりに対する想い・ストーリーを伝える。小売店が商売のヒントをより多く得られる場として活用できる。またブログ記事がETONET内に組み込まれることで、情報収集から仕入れまでの導線がスムーズになった。
ECでもリアル以上の熱量を感じられるように
エトワール海渡は、近年のコロナショックにより生活様式や商習慣が加速的に変容していく中で、2020年10月の仕入れスキャンアプリ導入に続き、2021年1月に馬喰町店舗をショールーム化している。ショールームの仕入れでは商品バーコードのスキャンを併用することにより、店頭会計を経由することなく、スマートフォンやタブレット上で注文から決済まで完結できるようにった。
2年経過した現在、ECサイト「ETONET」注文のシェアは約8割まで伸長したが、さらに多くの小売店からの改善への期待に応えるべく、「ETONET」の大規模リニューアルに至ったとしている。またショールーム+ETONETのリアルとデジタルの両方から、サプライヤーから提供される「こだわりの商品」を、ショールームで体感でき、国内外問わずデジタル上でも来店さながらの精度の高い情報について、熱量をもってタイムリーに届けることで小売店の仕入れをサポートするとしている。
同社はまた、創業以来120年追求してきた「身の回りの日々の気分が上がる商品」を、デジタルにおいてもヒトを介してリアル感や温度感を伝えられるよう尽力し、社会に広く流通させていくことを目指すとしており、「ETONET」の大幅リニューアルとこれからの進化を通して、仕入れ専用ECとしての価値を高めることになりそうだ。