創業18年のw2ソリューション株式会社、「W2株式会社」へ社名変更のワケ
ECサイトプラットフォーム「リピートPLUS」「w2Commerce」などを提供する「w2ソリューション株式会社」が、2023年1月1日より「W2(ダブルツー)株式会社」に社名を変更。同時にユニファイドコマース(ユーザー情報を統合し、パーソナライズされたサービスを提供する販売戦略)の実現を目指すビジネスブランド「W2 Unified Commerce」を立ち上げた。
創業18年、社名とロゴを変更
w2ソリューション株式会社は2005年創業。ビジネスブランド「W2 Unified Commerce」、D2Cリピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repeat(ダブルツー リピート)」、OMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「W2 Unified(ダブルツー ユニファイド)」といったECプラットフォームを展開している。プラットフォーム内に1000以上の機能を持ち、社員の70%超がエンジニアで、開発100%内製。「営業→導入→開発→カスタマーサクセス」の全ての工程も一気通貫で内製しているのが大きな特色だ。
2023年1月27日に行われた「新ブランディング発表会」で、代表取締役CEOの山田大樹氏は社名変更の理由を以下のように語った。
「弊社は『Win-Win』を世界に広げより良い世界に導くこと、そのための『ソリューション』(事業課題に対し問題を解決すること)を実現したいという思いから立ち上げた会社。ECに関わる全ての人を幸せにし、世界を変えていきたいという創業時の願いを社名に込めました。これまでその思いを持ちながら、ECプラットフォーム事業で多くのソリューションを実現しており、今や私たちにとって『ソリューション』はすでに当たり前となっています。そこで、私たちの本質である『Win-Win』の精神に立ち返り、シンプルに社名を『W2』に変更いたしました」
社名変更に伴い、ロゴデザインも変更した。形状は、W2が顧客と共に掲げるフラッグを表した三角形のモチーフ。右肩上がりの躍動感あるデザインは、右肩上がりに成長していく明るい未来を実現するブランドの姿勢を意味している。配色は、旗が指し示す矢印の先端に光をあてることで明るい未来へと誘うブランドの姿勢を表現。黄金比から導き出されたその形状は、普遍的な質の高さからなる「信頼感」をイメージしている。
「W2が旗印となってEC業界を引っ張って前へ前へと進めていく。W2のイメージカラーである青を基調としながら、未来に引っ張っていく。そういうことをイメージしました」(山田氏)
新ビジネスブランド「W2 Unified Commerce」立ち上げの狙い
同社は社名変更と同時に、パーソナライズの促進やオムニチャネル対応など、ECのあるべき姿といわれるユニファイドコマースを実現させるためのビジネスブランド「W2 Unified Commerce」を立ち上げた。同時に、そのラインアップであるサービスブランドの名称も変更。
OMO/オムニチャンネル対応型総合ECプラットフォーム「W2Commerce」は「W2 Unified(ダブルツー ユニファイド)」に。D2Cリピート通販向けECプラットフォーム「リピートPLUS」は「W2 Repeat(ダブルツー リピート)」に。食品業界向けECプラットフォーム「リピートPLUS FOOD」は「W2 Repeat Food(ダブルツー リピート フード)」に変更。これらのサービスブランドを通して、ECと店舗を通じたよりなめらかな購買体験を実現していくという。
山本耕史出演の、W2初となるCMがスタート
1月23日からは俳優の山本耕史が出演するW2初のCM「アイデアが降ってくる」篇の放送をタクシー内ディスプレイで開始。CMでは山本耕史扮する悩めるEC担当者が、居酒屋でふと耳にした“EC空耳”をきっかけにビジネスのアイデアを思いつき、すぐに実行するというコミカルなストーリー仕立てになっている。
■W2初のCM「アイデアが降ってくる」篇
「W2は、1000を超える機能を搭載したECプラットフォームを提供していますので、ECの売上を上げるためのアイデアを思いついたらすぐに実現できることが大きな特色です。EC事業者様のさらなる事業拡大を叶えるサービスとして、『やりたいことが止まらないEC W2』というメッセージを伝えるべく、このような設定にしました」(山田氏)
『ECの最終形』を目指して
「昔から『ユニファイドコマースは非常にお金がかかる』と言われてきましたが、私たちのサービスと連携することで簡単に、そして本格的この時代に必要とされているものを提供できるようにしていきたい。人が物を買うことの意味、買い方、そこでの体験、いろいろなものが大きく変ってきているので、それらをしっかりキャッチアップしながら、『ECの最終形』を目指していきます」(山田氏)