デジタルマーケティングで、サイトユーザーの関心を理解してアクションすることが効果的なコンバージョン増加に繋がります。そのため、カスタマージャーニーを理解することが重要です。
コロナ禍を経て、ECサイトを利用するユーザーが増えたことにより、一層カスタマージャーニーや、その過程を理解するためのデータ、いわゆる「行動データ」が注目されています。この「行動データ」とは、いったいどういったものなのでしょうか？

この記事では、なぜ注目されているのか？また、どのようなものかや、どう活用するのか？についてご紹介します。

ユーザーの関心を明確にするデータの種類

「行動データ」は消費者やサイトユーザーの関心を明確にするためのデータの１つです。

関心に対する解像度を上げることで、そのユーザーが何を求めてるのか？が明確になり、どのようなアクションによってコンバージョンを促すべきなのか？というシナリオ設計に役立てることができます。

ユーザーの解像度を上げるためには、以下のような代表的なデータの種別が存在しています。
ここではECサイトを利用しているユーザーを軸にご紹介します。

①「行動データ」
サイトへアクセスしたユーザーの訪問から購買まで、すべての行動のデータを指します。アクセス履歴や、閲覧・購買履歴のようなデータです。

②「ジオグラフィックデータ」
居住地、勤務地、位置情報などの地理的なデータです。IPアドレスを紐づけて位置情報を判別するなどの方法で取得することができます。

③「デモグラフィックデータ」
人口統計データとも言われます。ユーザーの年齢、性別、職業など、ユーザーの属性を表すデータです。

④「サイコグラフィックデータ」
心理的な内容を表すデータで、感性や価値観などアンケート調査で得られるようなデータです。

行動データが注目されている理由は？

マーケティングにおいて、これまで重視されていたのはアクションの部分でした。

ユーザーに対して、サイト内でどのようなポップアップを出すか？や、サイトを閲覧していない際にどんなメールを出すべきか？という売り手側の論理で、ユーザーに何ができるかで語られることが多くありました。

それが冒頭のコロナ禍を経て、買い手側の論理…つまりユーザー側に視点を置いた考え方にマーケティングのあり方が変化してきています。ECサイトを利用しはじめたユーザーが大幅に増加したこともあり、オンラインで見えないユーザーに対して効果的なアクションを行うことが、これまで以上に求められているためです。

いかにユーザーに寄り添い、関心に近い接客や提案ができるか？が重要です。単に購入していただくだけでなく、ユーザーの買い物体験を通じて良好な関係性を築くことが、初回購入からリピート育成のすべてで欠かせません。

行動データはユーザーの体験向上や態度変容してもらいコンバージョンを増やすために重要な役割となるため、注目されています。

行動データを活用するためには？

行動データを活用するために、まずはデータを取得・蓄積する必要があります。

どこから訪問し、どのような商品やカテゴリを閲覧し、いくらの単価の商品をいくつ買い物かごに投入していて、最終的に商品を購入しているのか、カゴ落ちしてしまったのか、という訪問からコンバージョンに到るまでの行動に関するすべてのデータを最小単位で取得すればするほど解像度は上がります。

また、重視すべきはデータの質です。可能な限り、ファーストパーティーデータで、自社のデータとして保有しておくべきです。大手プラットフォーマーのデータ保護の規制対象となると、取得したデータの精度が低下してしまい、結果的にアクションの効率が下がってしまうことになりかねません。

そのため、正確なデータを取得する、ということが第一歩となります。

「行動データ」をすぐアクションに使えるFanplayr

コンバージョン最適化プラットフォームのFanplayrでは、様々なアクションが可能なツールを搭載しています。

また、ユーザー行動データを用いた解析に基づくアクションを一気通貫で行えるため、効果的にコンバージョンを伸ばすことができます。

従来、行動データを取得するためにはデータベースを設計・用意して、アクションのためのツールに連携する必要があり、膨大なコストがかかってしまいます。それらをタグだけで完結させることができるため、行動データによるマーケティングをかんたんに開始することができます。

ECサイトをユーザーに利用してもらうためには今後ますます「行動データ」が重要となりますので、お気軽にお問い合わせください。

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