松竹がecbeingでサイト統合 総合通販サイト「松竹ストア」を構築

ECのミカタ編集部

松竹株式会社がecbeingでサイト統合 総合通販サイト「松竹ストア」を構築

株式会社ecbeing(以下:ecbeing)は、EC構築プラットフォーム「ecbeing」が松竹株式会社(以下:松竹)の運営する総合通販サイト「松竹ストア」に採用されたことを公表した。

2つのECストアを統合し「松竹ストア」として構築

「松竹ストア」の構築以前より、松竹株式会社事業推進部が運営する通販サイトとして映画・アニメの公式グッズを取り扱う「Froovie/フルービー」と歌舞伎・演劇関連の公式グッズを取り扱う「松竹歌舞伎屋本舗」の2つのECサイトが存在していた。

今回、松竹株式会社のECサイトとしての「ブランドの強化」とシステム・会員の一元化による「業務効率化」を目的として、上記2つのECサイトを統合し「松竹ストア」を構築した。

コストを抑えた会員統合とスムーズな購買環境を実現

今回の統合について、主なポイントについては以下の2点となっている。

◆名寄せのコストを抑えた会員統合

「Froovie/フルービー」と「松竹歌舞伎屋本舗」の2つに分かれて登録されていたサイトの会員情報を統合する際、両サイトの会員に対して直接メールにて、どちらの会員情報で名寄せすべきかのアンケートを送り、その結果を踏まえて会員統合を実施した。

通常であれば「会員がログインするタイミングでアンケート画面を表示し回答してもらう」など、システム的にコストをかけて名寄せをする方法もあるが、今回はシステムを使わずにメールでアンケートを送付、収集したデータをもとに名寄せすることにより、コストを抑えた会員統合を実現した。

◆効率的な商品詳細の見せ方

「松竹歌舞伎屋本舗」で取り扱っている商品の中には歌舞伎公演のブロマイドもある。販売枚数が非常に多いことを考慮し、ブロマイドを次々と効率的に見せられるよう商品詳細ページ内に「次の商品へ」と「前の商品へ」の導線を設置した。

一般的なECサイトであれば一覧ページで商品の比較、もしくは一覧ページを経由して各商品詳細へ遷移し商品を見比べるが、松竹ストアでは簡易的な操作手順でブロマイドを見ることができ、誰もがスムーズに買い物をできる環境を実現している。

今後もサイト改善や新技術の導入を検討

今回、EC構築プラットフォーム「ecbeing」を利用したサイト構築について、松竹は以下のようにコメントしている。

「今回、映画・アニメグッズを取り扱う『Froovie/フルービー』と歌舞伎・演劇関連のグッズを取り扱う『松竹歌舞伎屋本舗』、2つのECサイトを統合するという難作業でありましたが、ecbeing様の細かなサポートによって、大きなトラブルなくリリースすることができました。システムを一元化し、お客様が同じIDで映画、アニメ、歌舞伎商品を購入できる利便性の向上とショップ名も「松竹ストア」とすることでブランドの強化を目指します。今後お客様のニーズにより応えるため、サイトの改善や新しい技術の導入など、ecbeing様の意見もいただきながら『松竹ストア』を盛り上げていきたいと思っております」

今後は「松竹ストア」内に新たなサイトを増やすことも想定しているという。このような構想を元に、拡張性のあるECシステムとして「ecbeing」が採用されるに至った。今回のサイト統合によって大幅なコスト削減、さらにはブランド力の強化も期待できるはずだ。「松竹ストア」の今後に注目すべきと言えるだろう。

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