メルカリとNeokyoが連携、越境ECサービスを開始
Bless International 株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:佐藤光男、ボセ・マティアス、以下「Bless International」または「同社」)は、株式会社メルカリ(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田進太郎、以下「メルカリ」)が運営するフリマアプリ「メルカリ」と正式に連携したことを公表した。
海外顧客の代わりにメルカリ商品を購入して配送
越境ECサイト「Neokyo」を運営するBless Internationalは、メルカリが運営するフリマアプリ「メルカリ」と正式に連携したことを公表した。Bless InternationalのWEBインバウンド事業である「Neokyo」は、海外の消費者に向けた日本の商品購入サービスとして、2010年に提供を開始した。
海外からは購入できなかった日本国内のECサイトの商品を、海外からでも、より手軽に閲覧・購入できるようにしたサービスとなっている。今回、フリマアプリ「メルカリ」公式サービス「Neokyo」として、海外に在住している顧客の代わりに「メルカリ」の商品を購入し、海外まで配送できるようになったとしている。
成長する越境EC市場で新たなビジネス機会を創出
経済産業省によれば、中国の消費者が越境ECを通じて日本から購入した商品の金額は合計で6,064億円(2014年)にも上っている。これは、4,020億円という中国人のインバウンドによる日本での市場規模をはるかに上回る数字だ。
また、新興国においてもインターネットの普及が急速に進み、今後もインターネット市場は拡大していくと予測されている。特に、中国ではモバイル端末の急速な普及により、インターネット利用者は6.5億人と言われており、これはEUの総人口に匹敵する。いまだに総人口比で50%であることから考えても、さらなる成長が見込まれる市場だ。
人口減少により国内市場が縮小する中、海外ECサイトを活用した海外販路拡大は大きなチャンスを秘めている。こうした中、同社は、メルカリとの連携サービスを開始した。メルカリは、言うまでもなく日本を代表するリユースECサービスを展開している。
2013年7月にフリマアプリ「メルカリ」を開始し、月間利用者数2,070万人超のサービスへと成長している。急速に成長する越境EC市場を前に両者の連携によって新たなビジネスの場が創出されることになりそうだ。