トランスコスモス、「Webアクセシビリティ診断改修サービス」の提供開始

ECのミカタ編集部

トランスコスモス株式会社(代表取締役共同社長:石見浩一、牟田正明、以下「トランスコスモス」または「同社」)は、「Webアクセシビリティ診断改修サービス」の提供を開始した。

「障害者差別解消法」施行に対応

トランスコスモスは、顧客企業のWebサイトに対し、すべてのユーザーが快適に利用できることを目的としたWebサイトの調査・範囲策定・ドキュメント作成から、サイト改修まで行う「Webアクセシビリティ診断改修サービス」の提供を開始した。

「障害者差別解消法」が施行されることに伴い、多くの一般企業が自社Webサイトのアクセシビリティ対応に意識はあるものの、何をどこから始めたらよいのかわからず対応方法に関して多くの課題を抱えている。

この現状に対応すべくトランスコスモスでは、顧客企業のWebサイトの現状調査から対応範囲を策定し、制作ガイドラインなどのドキュメント作成を行う「診断フェーズ」と、実際のWebサイト改修から改修後の評価、Webアクセシビリティの品質維持までを行う「制作・運用フェーズ」で構成された「Webアクセシビリティ診断改修サービス」の提供に至ったのだ。

サービスの概要

サービスの概要

◆診断フェーズ

Web解析知見のあるメンバーが、Webアクセシビリティ対応状況のスコア提示「インフォ・クリエイツ」のAMCCにて調査を行い、調査結果に基づく対応範囲の策定、Webアクセシビリティ制作ガイドラインと制作時に役立つチェックシートを提供する。

業務期間:約2~3ヵ月 ※サイトボリュームに応じて変動
費用:1000千円~

◆制作・運用フェーズ

診断フェーズの結果に基づき、Webサイトの改修を実施。改修後は、診断フェーズで策定したレベルを基準とした制作評価と、クオリティチェックを行う。
※業務期間、費用については、診断フェーズの結果に応じて算出

顧客企業のデジタル化を推進

「障害者差別解消法」とは、国連の「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として、全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向けた法規だ。

障害を理由とする差別の解消を推進することを目的として、平成25年6月、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定され、平成28年4月1日から施行された。

その後、令和3年5月、同法は改正された(令和3年法律第56号)。改正法は、公布の日(令和3年6月4日)から起算して3年を超えない範囲内において政令で定める日から施行される。各企業においては、サイトのWebアクセシビリティ向上が求められ、EC事業者も当然にして例外ではない。

トランスコスモスは今後について、国内外の拠点合わせ制作リソース2600名を有する国内最大規模の制作会社の強みを活かして、サイト構築や運用サービス、またWebアクセシビリティも含めた改善施策やMAを活かしたデジタルマーケティング施策を提供し、顧客企業のデジタル化を推進するパートナーとしてサービス向上に貢献するとしており、同社のこれまでの資産を遺憾なく投入した、さらなるサービスの拡充に期待したい。

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