EC特化型CRMプラットフォーム「アクションリンク」 事業譲受完了
株式会社ファブリカコミュニケーションズ(以下:ファブリカコミュニケーションズ)は、株式会社アドブレイブ(以下:アドブレイブ)が運営・販売するEC特化型CRMプラットフォーム「アクションリンク」に関する事業を、2023年2月28日を株式譲受実行日として譲受完了したことを公表した。
簡単操作でマーケティング施策を実装可能
アクションリンクは、データによって顧客理解を深め、顧客1人ひとりへの最適なメッセージ配信を自動化し、ECの顧客エンゲージメントとリピート売上を最大化する、顧客中心CRMプラットフォームだ。
アクションリンクにはあらゆる業種におけるリピート売上への成果が証明されたCRM成功の「鉄板シナリオ®︎」があらかじめプリセットされているため、事業者は簡単な操作で、リピート顧客の売上を向上させるマーケティング施策を実装可能となっている。
散在する購買データを顧客軸で統合することで、「顧客像の把握」から「施策実行」「結果検証」まで顧客生涯価値を最大化するためのPDCAを円滑かつ高速に回すことが可能だ。
国内法人向けのシェアNo.1のSMS事業とのシナジーを見込む
今回の事業譲受について、両社は以下のようにコメントしている。
◆株式会社アドブレイブ プロダクト責任者 中村隆嗣氏
「『全てのEコマースにCRMを!』をスローガンとして、マーケターの生産性最大化を目的に開発をしたアクションリンクですが、おかげさまで沢山のEC事業者様に成果を実感いただき、ご利用を継続いただいています。(中略)今後も継続的な成長が期待されるEC業界において、EC事業者様が自社のファンを増やし、強固な顧客基盤を築き上げ、自社のビジネスを拡大させていくために無くてはならない存在を目指し、引き続き努力してまいりますので、何卒みなさまのご支援をよろしくお願いいたします」
◆株式会社ファブリカコミュニケーションズ 取締役副社長 兼 インターネットサービス事業本部長 近藤智司氏
「『テクノロジーで社会の課題を解決する』をミッションと掲げている弊社は、BtoBのSaaS型ビジネスを強化し、企業のデジタル化を推進させていくために、新たなサービスの立ち上げを模索しておりました。成長著しいEC業界で、今後も注目されるであろうCRMツールである『アクションリンク』は、業界に残る本質的な課題を解決できる非常に良いツールで、今後伸びる可能性が高いとともに、社会的に意義のある事業であると感じています。(中略)ファブリカコミュニケーションズは、アクションリンクというCRMツールを通して、EC事業者様に貢献したいと考えております」
SaaSビジネスを手がけているファブリカコミュニケーションズは、国内法人向けのシェアNo.1のSMS事業とのシナジーも見込めることからアクションリンクの事業譲受を決断したとしている。アクションリンクは今後、新規顧客の獲得だけではなく、既存顧客もより満足できるプロダクトへと進化していくことが期待される。今後の動向に注目すべきと言えるだろう。