EC利用における消費者動向&EC/D2C事業者のMA利用に関する調査結果
ECプラットフォーム「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIO(以下:SUPER STUDIO)は、自社ECサイト運営においてマーケティング業務に携わっており、尚且つMAを導入しているEC事業者501名と、普段ECサイトを使ってショッピングを行っている513名を対象に、「EC利用における消費者動向&EC/D2C事業者のMA利用に関する調査」を実施した。
調査概要
◆調査期間:2023年1月25日~1月29日
◆調査対象者数:EC事業者501人/ECサイト利用者513人(合計1014人)
◆調査対象者
▷自社ECサイト運営においてマーケティング業務に携わっている方で、且つMAを導入している方
▷普段ECサイトを使ってショッピングを行う方
◆調査対象選定方法:アンケートを基に所定の条件に合致する対象者を抽出
◆調査方法:インターネット調査
◆アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ
◆調査企画:SUPER STUDIO
消費者に関する調査
◆消費者の8割以上が「ECでの購入」を検討
「実店舗・ECサイト問わず購入する」と回答した割合は54.8%と半数以上。また、「実店舗で見てからECサイトで購入することが多い」と回答した人も25.3%と、8割以上の人がECでの購入を検討している。
◆「ブランドやショップからのお知らせで商品を再購入したことがある」と回答した割合は約半数
「同じブランドやショップから再購入をしたことがある」と回答した割合は49.9%と約半数にのぼり、「初回購入したことがある」と回答した数も2割以上。企業やブランド、ショップからのお知らせが、消費者の商品購入のきっかけとなっている。
EC事業者に関する調査
◆「MA(マーケティングオートメーション)を充分に活用出来ていない」と回答した割合は7割超え
「充分に活用出来ている」と回答した割合は26.5%と3割を切る結果に。7割以上が「充分にMAを活用できていない」と回答した。
◆充分に活用できていない理由は「データ分析や効果検証が難しい」が最多
「MAを扱える人材・リソースが不足している」と回答した割合も44.3%と高く、人材・リソース不足によりデータ分析や効果検証が難しく、MAを充分に活用出来ていないことが想定される。
◆MAを使いこなすのが難しいと思う機能は「データ分析や効果検証」が55.1%と半数以上
「データ分析や効果検証」と回答した割合が最多。次いで「ツール間のデータ連携」が44.3%、「メッセージ配信」が39.9%。
調査結果サマリー
◆消費者の8割以上が「ECでの購入」を検討
◆「ブランドやショップからのお知らせで商品を再購入したことがある」と回答した割合は約半数
◆「MAを充分に活用出来ていない」と回答した割合は7割超え
◆充分に活用できていない理由は「データ分析や効果検証が難しい」が最多
◆MAを使いこなすのが難しいと思う機能は「データ分析や効果検証」が55.1%と半数以上
消費者の多くはECでの購買に積極的であり、さらにお知らせ等の事業者からのアクションに対する反応も悪くないといえるだろう。一方で、消費者に直接アプローチできている事業者は少数派であり、多くはデータ解析の難解さや人材不足等の理由から、MAを十分に活用できていない結果となった。しかし、この結果はまだまだEC事業全体としてはMAの伸び代があるともいえるだろう。今後も発展が想定されるECの市場において、MA活用が加わることで更に飛躍的な伸長に繋がるかもしれない。