Shopify対応データ収集アプリ 計測漏れが発生していた数値を高精度でトラッキングする機能を追加

ECのミカタ編集部

Shopify対応データ収集アプリ「Pafit Tag Management for GTM」にサーバサイド計測機能を追加

株式会社そばに(以下:そばに)が提供するShopify対応データ収集アプリ「Pafit Tag Management for GTM」は、Googleアナリティクス4やFacebook広告向けのデータ収集にサーバサイドでの計測を行う「Server-Side plus」プランを追加した。

測定用サーバー上で測定タグを処理

サーバーサイド計測機能は、異なるデバイスをまたいでアプリケーションのデータを計測する新しい手法でとなる。Facebook広告やInstagram広告などのMeta広告だけでなく、Googleアナリティクス4などの計測タグを利用することが可能だ。

従来の計測方法では、クライアント側のブラウザ上で測定タグの処理をしていたのに対して、サーバーサイド計測機能では、そばにが管理している測定用サーバー上で測定タグの処理を行うことができる。

リリース初期段階ではMeta広告やGoogleアナリティクス4のコンバージョンイベント(Purchaseイベント)の計測をサポートしている。

Server-Side plusのメリット

◆パフォーマンスの向上

Pafit Tag Managementのサーバーサイド計測機能を活用すると、その処理をクライアントサイドのブラウザではなく、サーバーサイドで行うことが可能となる。そのため、クライアントサイドで実行するJavascriptなどのコードが減少し、結果としてWebページの読み込み速度が向上することが期待できるだろう。

◆コンバージョン計測漏れの対策

従来のクライアントサイド計測では、計測タグが発火し終わる前に購入者が別ページに遷移することで、計測タグが発火しないなどの状況によって、コンバージョン計測が行えないことがあった。また、購入者のブラウザでアドブロッカーが動作しており、計測タグが正しく発火しないというケースも少なくない。

Pafit Tag Managementのサーバーサイド計測機能は、このような影響を軽減するための機能となっている。

データ収集の精度を向上

Server-Side plusの追加にあたって、そばには以下のようにコメントしている。

「これまでは、『Pafit Tag Management for GTM』を通じて、データ収集の簡略化からデータ分析のサポート、データ活用の民主化の実現を目指してきました。顧客と対話する中で、より正確なデータを計測し分析、販促施策に活かしたいというご要望を多くいただいておりました。そこで、データ収集の精度を向上させるための機能を開発しました」

そばには、引き続きECサイトのデータ収集から分析業務効率化やへ寄与するツールの提供を通じて、EC事業者がデータと向き合い、日本の素晴らしい商品をECのチカラでより多くの顧客へ届けられるようサポートするとしている。実店舗のように対面接客が出来ないECでは、データ自体がそのまま顧客の声になるだろう。的確にデータを計測し分析できるシステムは、多くの事業者にとって多大なメリットをもたらすことになるはずだ。

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