メルカリ、中国市場の拡大に向け越境EC事業者4社と連携 ECサイト経由でメルカリ上の商品が購入可能
株式会社メルカリ(以下:メルカリ)は、中国市場における越境販売の経路拡大に向け、越境EC事業者のInagora株式会社(以下:Inagora)、銘東株式会社(以下:銘東)、楽一番株式会社(以下:楽一番)、株式会社トリプルアート(以下:トリプルアート)の4社(※1)と提携したことを公表した。
※1:英語表記時のアルファベット順
越境EC領域は堅調に推移
メルカリは、中期的な経営戦略としてさらなるグローバル展開に力を入れており、2019年から越境販売を開始している。
2023年2月には、新たに越境EC事業者を拡大し、利用者数は約2.8倍、取引数は2023年2月の前年同月対比にて3.2倍になるなど越境EC領域は堅調に推移した。
また、開始時から2022年までの越境販売にかかるGMVは着実に成長、提携効果により2023年以降はさらなる成長が見込まれるはずだ。
2022年12月に発表した「越境メルカリ トレンドランキング2022」では、海外からの「推し活」需要を受け、エンタメ・ホビー関連商品の取引が活発となっている。
中国市場でもエンタメ・ホビー関連商品の人気が高く、最も多かったのは「おもちゃ」で、次いで「トレーディングカード」「フィギュア」の順となり、日本ならではのコンテンツにまつわるものや海外で購入することが難しいアイテムが人気である。
ECサイトを通じたメルカリ商品の購入
今回の業務提携によって、中国の顧客も以下のECサイトを通じてメルカリ上の商品を購入することが可能となった。
◆Inagoraが運営する「日淘市集(リータオシージー)」
◆銘東が運営する「JPGOODBUY」
◆楽一番が運営する「楽一番」
◆トリプルアートが運営する「Masadora」
また、「メルカリ」の出品者はこれまで通りの配送方法と配送料での取引が可能である。
メルカリは今後も、グローバルなマーケットプレイスを展開し世界的な循環型社会の実現に邁進するとしている。今回4社との業務提携は、中国市場における越境販売の経路拡大に大きく貢献するはずだ。メルカリのさらなる躍進に期待が寄せられるだろう。