マイクロアド台湾がMakuakeと提携、日台EC事業者の越境展開を支援
MicroAd Taiwan,Ltd.(本社:台北市、董事長:丸木勇人、以下「マイクロアド台湾」または「同社」)は、「Makuake」を運営する株式会社マクアケ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中山亮太郎、以下「マクアケ」)と提携を実施した。
クロスボーダーでマーケティングを支援
株式会社マイクロアド(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:渡辺健太郎、以下「マイクロアド」)の現地法人であるマイクロアド台湾は、モノや体験の応援購入サービス「Makuake」を運営するマクアケ社と提携を実施した。
マクアケは、応援購入サービス「Makuake」を日本国内で運営している。「Makuake」は、プロジェクト実行者が開発背景などのストーリーとともに発表する新商品や新サービスについてサポーターが応援購入できるサービスだ。これまで実施してきたプロジェクト実績数は30000件超に上り、日本国内だけでなく海外の事業者も支援。海外の事業者が「Makuake」でプロジェクトを実施する際のサポートを行なっている。
同社は今回の提携を通して、台湾大手クラウドファンディングサービスと日本の応援購入サービス「Makuake」を活用し、日本・台湾企業それぞれの進出についてクロスボーダーの形でマーケティング支援するサービスを開始するとしている。
サービス概要
◆日本企業の台湾進出支援
「Makuake」で応援購入金額を達成した日本企業に対し、台湾進出の第一歩として、マイクロアド台湾が窓口となり、提携する台湾のクラウドファンディング事業者との連携をサポートする。具体的には、マイクロアド台湾が、クラウドファンディングへのプロジェクト掲載から、台湾現地における広告運用を含めたデジタルマーケティング、物流面のサポートまでを一気通貫で行う。
・提携する台湾のクラウドファンディング事業会社
「flyingV」「zeczec(嘖嘖)」
◆台湾企業の日本進出支援
台湾のクラウドファンディングで資金調達をした台湾企業に対し、日本進出の第一歩として、マイクロアド台湾が窓口となり「Makuake」との連携をサポートする。具体的には、マイクロアド台湾が、「Makuake」へのプロジェクト実施支援として、クリエイティブ制作や言語サポートを含む、日本現地における広告運用を含めたデジタルマーケティングを行う。
商品・サービスのプロモーションをトータルサポート
台湾におけるEC市場は、インターネットやスマートフォンの普及により、2017−2021年までに約17%の成長を記録し、2021年には76億ドルの市場規模となっている。同社は、日系企業のEC事業における台湾進出のニーズの高まりを受けて、従来から現地のクラウドファンディング事業者との提携を通した越境EC支援サービスを提供してきた。
生活習慣や文化が近いとされている日本と台湾では、消費者の趣向が似ているほか、高品質な日本商品に対する信頼度もあり、それぞれの国の商品に対する需要の増加が見込まれるとしている。さらに日本企業の台湾進出だけでなく、台湾企業の日本進出ニーズも近年高まっている。
こうした背景を受けた今回の提携により、マイクロアドが行なってきた台湾大手クラウドファンディングを活用した企業の台湾進出支援サービスと応援購入サービス「Makuake」が連携し、日本・台湾企業それぞれの進出支援サービスを開始することとなった。
さらに商品やサービスのプロモーションをトータルにサポートするという。日本・台湾企業それぞれが、相互の新規参入におけるリスクをコントロールしながら、事業展開を開始することが可能となり、日台間での越境展開を考えるEC事業者にとって、心強い橋渡しとなりそうだ。