株式会社Everentiaがインドネシア向けECモール事業への参画を決定

ECのミカタ編集部

インドネシアに日本の今を伝える「Japacoco Media Indonesia」


株式会社Everentia(エベレンティア)は、インドネシアのPT Mutiara Ekanatha Asiaと共同で、日本ブランド特化型のインドネシア向けECモール事業への参画をすることに合意した。

Everentiaは東南アジア向けにEC事業と情報サイト事業を行っている。このECモールは2015年1月15日のオープンを予定しており、先行して2014年6月よりソーシャルメディアで「Japacoco Indonesia」を運営しているが、今回さらに発展した情報サイト「Japacoco Media Indonesia」を新たにオープンした。

情報サイト「Japacoco Media Indonesia」は、ファッション、サブカルチャー、旅行、エンターテイメント情報など、インドネシアに日本の今を伝える情報サイトだ。このサイトを通じて、マーケティング活動やユーザーとの相互コミュニケーションなどを推進し、ECモール事業のスムーズな立ち上げを目指している、という。

インドネシアで急速に高まる日本製品への需要


インドネシアでは名目GDPがこの10年間で3倍以上に拡大している。国民一人当たりのGDPも3,000ドルを超え、高い潜在的購買力を持つ国として改めて認知されている。そして、近年の目まぐるしい経済発展により、中間層の日本製品への需要が急速に高まっている。

大手ではソフトバンクが10月22日にアメリカの子会社を通じて、インドネシアのインターネット通販大手トコペディアに出資すると発表している。また、9月23日の朝日新聞では、ジュピターショップチャンネルの篠原淳史社長が取材に答えて、東南アジアを中心に放送拠点を広げる考えを明らかにしている。

さて、今回の合意により、EverentiaはPT Mutiara Ekanatha Asiaと共同で、インドネシア市場に合わせたECサイト運営、マーケティング、カスタマーサービスなどを行うことになった。
このECモール開設により、これまで比較的難易度が高いとされた日本企業のインドネシア進出が可能になる。

東南アジアには市場の潜在力がある。また、通販に欠かせない放送環境も、インターネット環境も整っているのが魅力だ。
インドネシアをはじめ、タイ、マレーシア、ブルネイなどの国々へは、今後、日本のEC事業者や通販事業者の進出が続くだろう。


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