繰り返し使うエコな梱包材「シェアバッグ®︎」によってEC配送時の脱炭素化を推進

ECのミカタ編集部

EC配送時の脱炭素化を推進。株式会社comvey、繰り返し使うエコな梱包材「シェアバッグ®︎」を活用した新サービスを2023年5月31日(水)より正式リリース

株式会社comvey(以下:comvey)はアパレル系EC事業者に対して、繰り返し使うエコな梱包材「シェアバッグ®︎」と、それを運用するオペレーションシステムの提供を開始した。

リサイクル可能な生地を利用したシェアバッグ

comveyのシステムが導入されたECカートでは、消費者は梱包方法をダンボール等の通常の方法にするかシェアバッグにするかを選択可能となる。

届いたシェアバッグはポストに投函するだけで返却が可能、返却確認ができたら消費者はクーポンを獲得できる。comveyへ返却されたバッグはクリーニング・修繕が施されたのち、再びEC事業者へと提供されるという流れだ。

シェアバッグは、信頼できるパートナー企業とともに、国内で生産されたリサイクル可能な生地を使い、同じく国内の工場で一つ一つ丁寧に縫製。

50回以上リユースすることを目標にしているが、使用サイクルが限度に達した場合あるいは破損した場合は、リサイクルによって再生ペレットに生まれ変わり、原材料として再利用されるという。

事業者、顧客共にメリット多数

◆CO2の削減

海外の事例では「再利用可能な梱包バッグを20サイクル使用した場合、製造と配達で生じるCO2をプラスチック袋やダンボールと比べて70%以上削減できる」という調査結果(※)が公表されている。

◆ロイヤリティ・リピート購入率の向上

シェアバッグ導入により、「お得なクーポンがもらえる」「梱包ストレスが軽減される」「気軽にSDGsに貢献できる」といったメリットを顧客に提供可能。その結果として、ロイヤリティやリピート購入率の向上につながるだろう。

◆梱包作業時の負荷軽減

シェアバッグを梱包材として使用すると、ダンボールの組み立てやテープ貼りが不要になるため、梱包作業時の負荷が軽減。ダンボールと比較して梱包作業時間を30%程度削減することを目標としている。

※RePack社出典

持続可能な社会の実現に向けて

現在、comveyのビジョンに賛同するパートナーブランドとして、「O0u(オー・ゼロ・ユー)」と「NobodySurf」の2ブランドに導入されている。

◆O0u(オー・ゼロ・ユー)コメント

「サービス導入後、もともとサステナビリティに関心の高かったO0uのお客さまにも好評いただき、導入後1カ月間で3割以上のお客さまがcomveyを選択しております。今後、さらに利用者が増え、人にも地球にも優しい社会になっていくことを期待しています」

◆NobodySurfコメント

「プロダクト・システム・サービス、いずれも非常に緻密なテストを重ねた上で高い品質で実現されています。シェアバッグは、関わるあらゆる立場の人たちに、素敵な変化を自然な形でもたらすサービス。そのリリースに当事者として立ち会えることに感謝しています」

昨今、CO2などの温室効果ガス(GHG)の排出量削減が世界的重要課題となっている。日本でも2050年までにGHGをゼロにする目標が掲げられ、持続可能な社会の実現に向けて様々な取り組みが求められている状況だ。「シェアバッグ®︎」の広がりは環境意識の改善、取り組み強化にも大きく貢献することになりそうだ。


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