soucoがNIPPON EXPRESSホールディングスと資本業務提携契約を締結

ECのミカタ編集部

株式会社souco(本社:東京都千代田区、代表取締役:中原久根人、以下「souco」または「同社」)は、NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(代表取締役社長:齋藤充、以下「NIPPON EXPRESSホールディング」)と資本業務提携契約を締結した。

サービスの拡大と付加価値向上を目指す

soucoは、NIPPON EXPRESSホールディングスと資本業務提携契約を締結した。今回の提携により、両者が保有するアセット、ノウハウ及びテクノロジーを相互に活用し、サービスの拡大及び付加価値向上を目指して協議を進めて行くとしている。

soucoは、日本全国2000拠点を超える倉庫拠点の情報を中心とした物流リソースのシェアリングプラットフォームを運営している。今回の提携に伴い、NIPPON EXPRESSホールディングス及びグループ会社(以下「NXグループ」)とsoucoは、soucoのプラットフォームを活用した施策を展開するとのことだ。

業務提携の概要

業務提携の概要

◆顧客基盤の拡大

soucoが提供する「少量かつ短期間の荷物保管サービス」について、NXグループの顧客への提供に向けて検討を進める。合わせて、soucoが運営するプラットフォームにNXグループが保有する倉庫情報を追加することで、従来soucoが提供してこなかった大型又は長期間の保管サービスの提供に向けて検討を進める。これらにより、NXグループ及びsoucoの顧客基盤の拡大を目指す。

◆多拠点倉庫管理システムの開発支援

NXグループの倉庫施設管理を目的とした同社ツールの提供及び管理システムの開発支援を行う。

◆サステナビリティへの貢献

soucoが運営するプラットフォーム及びsoucoがネットワークする物流拠点を活用することで分散出荷を実現すること、また、開発中の長距離輸送における中間拠点算出システムを活用することにより、NXグループにおける輸送距離を削減及び効率化することで、CO2排出量の削減や持続可能な物流モデルの構築に協力する。これにより、NXグループの長期ビジョンの実現に向けたサステナビリティ経営の推進に寄与する。

物流の未来を切り拓く

物流の未来を切り拓く

soucoは、BtoBでの倉庫シェアリングを中心とした、物流リソースのシェアリングプラットフォームを提供するスタートアップ企業として存在感を示してきた。物流施設・倉庫の空きスペースを抱える企業と、季節波動等によりスペースを必要とする企業の情報を集約し、1年未満の短期利用を中心に、小ロット〜1000坪単位での倉庫利用を促進している。

2023年現在、全国一律料金の従量制保管サービスおよび輸送サービスの提供等のシェアリング事業の他、倉庫拠点管理ツール・物流施設テナントポータルの提供等のソフトウェア事業、業界特化型のサービス開発事業等を提供している。

今回、同社はNIPPON EXPRESSホールディングスと資本業務提携契約を締結したことにより、両者の顧客基盤の拡大と多拠点倉庫管理システムの開発支援、そしてサステナビリティへの貢献に乗り出すことになり、蓄積された日本全国の倉庫のネットワークを活用したテクノロジーによってECの生命線とも言える物流リソース最適配分の面でもシナジー効果が期待できそうだ。


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