後払い決済の「AFTEE」、台湾の会員数が100万人を突破

株式会社ネットプロテクションズ（所在地：東京都千代田区、代表取締役社長：柴田紳、以下「ネットプロテクションズ」または「同社」）の子会社であるNP Taiwan,Inc.は、提供している後払い決済サービス「AFTEE」の会員数が100万人を突破したことを公表した。

台湾の20人に1人が利用するサービスへ

ネットプロテクションズの子会社であるNP Taiwan,Inc.（以下「ネットプロテクションズ台湾」）は、提供する後払い（BNPL）決済サービス「AFTEE（アフティー）」の会員数が2023年5月下旬時点で100万人を突破したことを公表した。

同社は、台湾において20人に1人が利用するサービスへと伸長したとしている。2018年8月にサービス開始を発表して以来、毎年取扱高における成長率は80％以上を維持しているとのことだ。

「AFTEE（アフティー）」概要

「AFTEE（アフティー）」は、海外向けの後払い（BNPL）決済サービスだ。利用者は商品購入時に携帯電話番号のみを登録することで後払い決済を利用でき、1カ月分の買い物の代金をまとめて支払うことや最大24回の分割払いを行うことができる。オンラインショッピングの利用やクレジットカードの利用に不安がある人、クレジットカードを持っていない人でも安心・便利にショッピングができるとしている。

導入企業は、後払い（BNPL）決済を希望する利用者のニーズを満たすことができるため、より幅広い顧客獲得が期待できる。また決済に関わる処理および未回収リスクは全てネットプロテクションズが担うため、運用の手間もかからない。その上で同社は、「AFTEE（アフティー）」の強みとして、高精度の与信システムと未払いコントロール技術を挙げている。

台湾でも高まる「安心安全な決済」へのニーズ

同社によれば、台湾のBNPL市場概況は、オンラインショッピングの需要が高まり、それに伴って決済サービスの利用も伸長しているという。加えて近年ではECでの情報セキュリティに関する問題が注目を集めている背景もあり、決済サービスに対して安心感を重要視しているオンラインショッピング利用者が増加しているようだ。

後払い（BNPL）決済サービスは、利用に際して必要最低限の情報入力のみで決済が完結できる点で情報漏洩リスクが低く、商品を確認した上で支払いができる点で他決済サービスと比較して安心して取引を行いやすい性質があり、普及が進んでいる。

20年以上の運営実績を持つ日本向け後払い（BNPL）決済サービス「NP後払い」。これまでのノウハウを活用し、必要最低限の情報のみで約96%の高い与信通過率を実現している。オンラインをはじめとした市場で利用が伸長しており、すでに加盟店数は2800店舗を超えているという。

同社は、今後も「AFTEE（アフティー）」において、便利かつ安全な決済サービスの提供に努め、サービス領域を拡大し、より多くの消費者が多様な決済体験や選択肢を享受できるようにするとしており、今回の公表を通してもグローバルでの利用がさらに進むことが期待できそうだ。